銀行口座に無許可のAIが入り込み、金曜には金融が崩壊する。キムはこの噂を、ディープステートがいつも流す筋書きだと言います。番組で語ったのは、昨夜失敗した予備システムへの切り替え、囚人債券、税の正体、停電の脅しの裏で彼らが本当に欲しかったものです。

1. 銀行のサーバーで勝手に動けないAIエージェント

超常現象やオカルトを扱う『The Reveal Report』という番組に出たとき、司会のジョージが最初に流したのは、銀行とAIをめぐる速報の動画でした。

Axios(米国のニュースサイト)によると、米国の大手銀行が、顧客の口座で無許可の第三者のAIエージェントが動いているのを検知したそうです。

なかには、利用者の指示とは関係なく動こうとしたAIエージェントもあったと、動画は伝えていました。名前が挙がった銀行は、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ、JPモルガン、ウェルズ・ファーゴなどです。

Axiosによれば、こうした事例の多くは、利用者がAIに許可を与え、自分のログイン情報を渡して、口座に入らせたものだといいます。

ただ、多くの銀行は本人が自分でログインすることを規約で求めているので、許可があっても規約違反に当たるとのことです。動画は「これは大問題です」と締めくくっていました。

大きなカップのコーヒーでカフェインも入ったところで、私はまずジョージに、AIを使ったことがあるかと聞きました。ChatGPTなら使ったことがある、という答えでした。

続けて、エージェントと呼ばれる形で使ったことはあるか、そもそもエージェントが何か知っているかと聞くと、知らないと言うので、そこから説明しました。

ChatGPTやClaudeには、ログインすれば話しかけられます。この二つは例に挙げただけで、同じようなものはほかに何百もあり、独立系も増えています。

普段のおしゃべりでは、AIはそれを作った会社が設計したとおり、Webから引いてきた情報をもとに答えます。「休暇にどこへ行けばいいか」と聞けば、その情報を出してくれます。

一方で、自分の事業や銀行口座、自分の情報を扱う作業を任せることもできます。これがエージェントとしての使い方で、MCPと呼ばれる、外部のサービスとつなぐ仕組みを通して行います。

平たく言えば、AIに「仕事を頼みたいので、私の銀行口座へのアクセスを許可する」と伝えることです。許可には制限を付けられますし、銀行の側でも、AIに何を許すかを自分たちで決められます。

閉じた扉が並ぶ通路で、小さな光の人影が一枚だけ開いた扉の前に立ち止まっている
AIエージェントが通れるのは、利用者と銀行が開けた扉だけです。

MCPでつながったAIに何ができるかは、AIに巡回させるサイトや、情報を出す第三者(この場合は銀行)が何を許すかで決まります。銀行は、AIに全顧客の記録を見せませんし、送金もさせません。

それでも「Claude、今月娯楽に使ったお金を全部分析して」と頼めば、AIは口座を調べ、内訳を項目ごとに一覧にしてくれます。会社のサイトから報告を作らせることもでき、「今月、車が何台売れたか分析して」と頼むこともできます。

AIにできるのは、銀行が許す範囲と、あなたが指示して許した範囲の作業だけです。

ジョージが最初に確かめたのは、客がClaudeやChatGPTに口座へのアクセスを渡せば、AIが銀行のサーバーの中を好き勝手に動き回れる、という説でした。絶対にありません。そんなことは起こりようがありません。

これで一つ目の説は片づき、ジョージは続けて二つ目を持ち出しました。AIが銀行を引っかき回して、銀行を潰そうとしているという説です。

私自身は、ClaudeもChatGPTも銀行の用事には使いませんし、外から入り込まれたら困るものには、ほぼ何もつなぎません。

使ったのは画像を作るときくらいで、それもAIに画像をアップロードさせず、できた画像に、勝手に動くプログラム(ボット)が仕込まれていないかを確かめます。

AIの正体もボットだからです。AIを作った会社は、AIにWebを巡回させ、あちこちの情報を読ませています。AIの根っこにあるのは、こうしたボットを世界中へ送り出すことです。ですから質問をしても、AIは許可されたサイトから情報を拾ってくるだけです。

たとえば「猫は空を飛べるか」と聞いてみてください。AIは、猫が空を飛んだおとぎ話や、猫が飛べるかもしれないゲームを探してきて、この種類の猫は飛べないけれど、これくらいの高さなら跳べます、と教えてくれます。10年前のネットでも手に入った程度の、基本的な情報です。

銀行を潰すことも、まして世界を乗っ取ることも、どんな状況になってもAIにはできません。正直に言うと、私の経験では、AIほど頭の悪いものはありません。ごく具体的に指示すれば、ごく具体的な作業をこなします。それだけのものです。

ジョージも、自分も使ったことがあるので百パーセント同意すると言っていました。AIが照明まで含めて家じゅうを乗っ取り、人を閉じ込めて核戦争を起こすような存在になる心配はないと思う、というのがジョージの考えです。

2. 私たちを死者として数える逆さまの金融システム

動画によれば、銀行は独自の調査で、口座への侵入か何かが起きていると報告していました。それをなぜAIのせいにするのか。表に出していない狙いがあるのは明らかで、それは何だと思うか、とジョージは聞いてきました。

それは、ナラティブ、つまり筋書きと呼ばれるものです。本当に、ただそれだけのことです。ディープステートは、頭の中でこうした小さな計画をこしらえます。正直、彼らはこれが上手ではありません。本当に下手で、あまりに予測どおりなので、見抜くのも簡単です。

ネットが普及してからずっと、私の知るかぎり15年、もしかすると20年、私たちは2週間ごとに全員死ぬことになっていて、2週間ごとに全員お金持ちになることにもなっています。

いつ聞いても「あと2週間」です。それがたまたま月の満ち欠けの周期とも重なるのですが、まあ、私に何が分かるでしょう。

ジョージは続けて、SNSで拡散しているもう一本の動画を流しました。送電網が攻撃されて停電が来るのか、通貨をデジタルに切り替えて私たちのお金を奪うのか、という動画です。

見た人も多いはずで、その内容を自分で得た情報のように広めている人もいるそうです。私の意見を聞きたくて、ジョージはこの動画を事前に私にも送っていました。

ジョージは視聴者にこう説明していました。私が昨夜ハイレベルの会議に出ていたのはまさにこの件のためで、だから番組も火曜に移った、中身はこのあと私から話す、と。動画を見て不安になった人に向けた説明です。

動画の語り手によれば、ある金曜に、崩壊が起きているという話が聞こえてきます。土曜の朝に銀行へ行くと閉まっていて、ATMも動かず、現金が手に入りません。そこで金融崩壊が起きたと知らされ、3日もすれば店の棚は空になるといいます。

コロナのときは、現金が止められたわけでもないのに、数日のうちにトイレットペーパーをめぐって店の通路で殴り合いが起きました。現金も食べ物も手に入らなくなれば人々が何をするか想像してほしい、と語り手は言います。そのあとには略奪や暴動が始まるそうです。

そこへ救い手を名乗る者たちが現れて、お金を盗んだ悪い銀行家たちからみんなを救うと言い出します。返ってくるのは預金の一部だけで、預金保険が約束する全額は戻らないそうです。

そのうえで、デジタル通貨を用意した、自分たちが管理するから銀行家たちに二度と同じことはさせない、と言うのです。

手持ちのお金は30日以内に引き渡して切り替えなければ無価値になる、とも告げられます。現金が止められてから、デジタル通貨が始まって現金が無価値になるまでのあいだは、現金はまだ使えます。

ですから、その期間に現金を持っていれば、欲しいものは何でも二束三文で買える。それが動画の要点でした。

では停電はいつ来るのか、とジョージに聞かれました。動画の言うその金曜とは、今週の金曜のことでした。なぜ今週の金曜なのか分かりますか、と私は聞き返しました。

ジョージの答えはこうでした。いまは万聖節前夜(ハロウィン)へ向かう霊的な時期で、彼らが望みを形にするのに、ヴェール(この世と霊の世界を隔てる幕)がいちばん薄くなるときです。

魔女や魔術師が大勢、残業している時期なので、彼らがその日を選ぶのはまったく筋が通る、とジョージは言いました。

では今週の金曜に停電は来ないのか、とジョージは改めて聞いてきました。ジョージ、ヒントを一つあげましょう。金融システムの見方では、私たちは死者です。

何もかもが逆さまなので、彼らのシステムでは私たちが死者で、彼らが生者になります。本当はその逆で、死んでいるのは彼らのほうです。

彼らは実のところ、ソースから生まれていません。魂ももう持っておらず、すべてを手放しました。一方で私たちは、ソースから生まれています。それなのに、私たちが暮らしてきた彼らのシステムの中では、これが逆になっているのです。

ジョージはここで、アレイスター・クロウリー(20世紀英国の魔術師)の「上の如く、下も然り」を引き合いに出し、彼らは何でも逆さまにしてしまうと言いました。そのとおりです。

彼ら以外の普通の人間にも、オカルトをやってみよう、魔女や魔術師のようなことをしてみようと決める人がいます。ジョージ、あなたもしばらくはその世界にいました。そうした人は実は彼らをたたえています。だから、本質的には死者に自分の力を差し出しているのです。

では、なぜこの日なのか。彼らは、こういう日には私たちに対していちばん力を持てると思っています。けれども実際には、物事は収まるところに収まるもので、今週の金曜に向けた彼らの計画は、実はもう失敗に終わっています。

3. DEFCON 0下で試みた予備の金融システムへの切り替え

昨夜この番組を休んだのは、予備のシステムと呼ばれるものへ切り替える計画があったからです。ご存じかどうか分かりませんが、アメリカのテキサス州には、世界の金融システム全体の予備として働いていたシステムがありました。

このシステムを管理していたのは、仮に連邦の軍と呼んでおきますが、米軍よりもさらに上位にある軍です。ところが世間では、それは国防総省だと思われていて、人々は両者を取り違えます。

私も便宜上アメリカ国防総省と呼んでいますが、それは実際には、世界規模の国防総省の一部門にすぎません。

昨夜は軍の基地に人員が配置され、市場が閉まるのを待って動く計画でした。かつて予備のシステムを運用していたのはこの連邦の軍の側なので、彼らはそこへの切り替えを図ったのです。

そこで、世界中の金融システムの支配権を握るために、彼らはDEFCON(米軍の防衛準備態勢の段階)を上げることにしました。上げた先は、私もこれまで聞いたことのなかったDEFCON 0です。そういう段階が実際にあるらしいのです。

DEFCON 1は、ざっくり言えば、ボタンが押されて核兵器が空を飛び交い、私たちがみな死ぬという段階です。DEFCON 0はそれをさらに越えた段階で、昨夜そこまで上げたのは、金融の仕組みをひっくり返すためでした。

彼らがこれを試みたのは、この1年でおそらく4回目です。「4回ですか」とジョージが驚いて聞き返してきたので、「4回目です」と答えました。

何度も試みるのは、支配を失ったからです。でも今回は、彼らにとって事態が深刻です。この1〜2週間のあいだに、別のことが起きているからです。

4. 働く力も薬の契約も資産に数える帳簿

出生証明書債券の話は、聞いたことがあるかもしれません。情報はネット中にあふれていて、ジョージの番組にも、この話をする人がきっと出ているでしょう。でも知っていましたか。金融システムの根っこは、実は囚人債券です。

これは刑務所に入った人だけの話ではありません。一度も入ったことのない人まで含めて地球全体に関わる話です。それがなぜいま変わりつつあるのかも、説明しましょう。

70年代半ばから今日まで、大がかりな民営化が続いてきました。実際の始まりはブレトンウッズ会議よりも前で、金本位制から離れたのもその流れの中の出来事です。

それ以前は、国の資産はほぼ政府が持っていました。世界中のどの政府もそうで、そのいちばん上には世界政府があります。

要するに、資産は統治する側が持っていたのです。資産は国に属していて、そこにはあなたも含まれます。では、企業や大きな統治機構にとって、資産とは何でしょうか。ここで「企業」という語を使うのは、そのほうが身近に感じられるからです。

どんな形であれ会社を持ったことがあれば分かりますが、資産は労働です。会社には働き手が欠かせず、その労働が会社の資産になります。

と言っても、たとえばジョージがバナナ・リパブリック(米国の衣料品チェーン)で働いていたとして、ジョージという人そのものが資産なのではありません。資産なのは仕事のほうです。仕事をする意思があるから、あなたは働く時間のぶんだけ資産になります。

インフラとシステムも資産です。国の場合、インフラとは道路や橋、警備の設備のことで、システムとはサプライチェーン、つまりトラックや列車で貨物を運ぶ輸送網のことです。国内総生産も輸出入もこの輸送に頼っていて、同じように、そこで働くあなたにも頼っています。

地下資源や鉱物のように、資産と見なされるものはほかにもあります。けれども突き詰めれば、その国の中で生み出されるものはすべて資産です。だからこそ、社債というものがあるのです。

社債は株式市場でも、ほかのどこでも目にします。社債は売り買いされ、企業は新規株式公開(IPO)や株式市場で資金を集めます。けれども大きく見れば、そのお金はどれも銀行から連邦準備制度へ流れ着きます。そして、話はそこで終わりません。

この世界のあらゆるものには番号が付いています。運転免許の番号があり、事業の営業許可の番号があり、医療を行う免許の番号もあります。ほとんど何にでも免許があって、どれにも番号が付いています。

政府が割り振る身分番号もあり、アメリカではそれを社会保障番号と呼んでいます。さらに納税者番号もあって、これは世界中のほぼすべての国の税務当局が出しています。

資産としてのあなたは、働いているあいだは生産する資産です。退職して政府の年金や退職金を受け取るようになっても、資産であることに変わりはありません。なぜか。今度は消費者という、別の種類の資産になるからです。医薬品のような物を買い続ける契約を結んだ消費者です。

年を取って退職すると、全員ではないにせよ、大半の人が薬を飲むようになります。

たとえばファイザーにとっては、自社の薬に頼る人たち全体が顧客基盤です。ワクチンを打つ人も、インスリンを打つ人も、ほかのあらゆる薬を飲む人もいます。その買い手になっているのは、一つの国の人だけでなく、地球上の私たち全員です。

ファイザーは、その人たちとの契約を世界規模で束ね、銀行に持ち込んでお金を借りられます。これがファクタリングで、契約を担保に資金を引き出すやり方です。

ジョージは「言いたいことは分かります、興味深い話です」と受けたうえで、「間違っていたら謝りますが、歯ブラシも携帯も、何もかもが資産だということですか」と言い換えてきました。そのとおりです。

ファイザーなら銀行へ行って、「毎月一定の額を使う人が2000万人います。これが私たちの価値で、しかもこの先ずっと続きます」と言えます。

コレステロールの薬を例にとると、それを飲み始めたあなたの余命を、製薬会社は地域の人口統計や男女の別などから見積もります。仮に平均であと30年生きるとしましょう。すると、あなたがその薬を飲み始めた日から、契約は30年続きます。

その契約をもとに、銀行からお金を借りられるわけです。売る薬はどれも、世界規模の契約に組み込まれています。

刑務所も、規模は小さいものの同じ仕組みで動いていて、それはこのあと説明します。これが民営化と呼ばれるもので、かつて政府が私たちに提供していたものを、いまは民間が提供しています。

石油とガスがその例です。1970年代より前は、多くの国が石油とガスを国有にしていましたが、長い時間をかけて少しずつ民営化されてきました。

実は民営化はその前から、ロックフェラーのスタンダード・オイルという独占企業に始まっていて、それがいくつもの会社に分割されました。

今ではこれらの会社をセブン・シスターズと呼んでいます。シェル、BP、シェブロンといった最大級の石油会社です。どれもたどれば同じ一族に行き着くのですが、それは問題にされません。一つの会社がすべてを持っているわけではないので、形式上はもう独占ではないからです。

これらの会社が、世界の石油とガスのほぼ100%を生産し、そして買ってもいます。大事なのは、これらの会社が買い手でもあるという点です。中国石油のように、ほかに買い手になっている例外もいくつかあります。

売り手であり買い手でもあるこれらの会社は、あなたの国で何人が車を持ち、何人がその車に給油するかを見積もります。

アメリカの市民で一つの契約、カナダの市民でもう一つの契約です。それだけの量を確実に供給しなければならないので、彼らは確実な買い手を担保にファクタリングを行います。

その担保を裏付けているのが、あなたの国の政府です。形式上、あなたは米国政府の資産だからです。カナダの人ならカナダ政府の、南アフリカの人なら南アフリカ政府の資産です。

こうして契約は政府の信用で裏付けられ、今度はそれを担保に、信用でさらにお金を引き出せるようになります。私たちは、貸し方と借り方の帳簿で回る仕組みの中で暮らしているのです。

こうした取引を顧客や一族に代わって行っているのが、ブラックロックやバンガード(米国の資産運用大手)のような会社です。ここ数十年で世界中の石油とガスの業界に起きた民営化とは、このことです。

彼らには受託責任、つまり顧客の資産を守る義務があります。私たちが買わなければ、その契約は無効になってしまいます。だから彼らは、あなたに買ってもらわなければ困るのです。何としても買ってもらわなければ困ります。

ジョージが「まさに独占の実例です」と言ったとおりで、困ったことに、私たちのほうも買わないわけにはいきません。彼らはあなたを、買わなければ文字どおり暮らしが成り立たない立場に閉じ込めます。医薬品から歯ブラシ、携帯、パソコンまで、ありとあらゆる物です。

買わずには暮らせない私たちこそが、世界の消費者ネットワークです。あなたが何かを買えば、そのたびに番号が付きます。石油やガスも例外ではありません。買い物ひとつひとつに付くこの番号を、割り当て番号といいます。

無数の小さな光の点が細い線で結ばれて網になり、その一つ一つに番号の札が付いている
買い物のたびに番号が付き、私たちは世界の消費者ネットワークの一点として帳簿に載ります。

「飲み込むのに少し時間のかかる話ですみません。うまく説明できていますか」と尋ねると、ジョージは「とてもいいです、続けてください」と答えてくれました。

5. 起訴1件ごとに発行される囚人債券

民営化された刑務所には、それを所有する人たちがいます。実はブッシュ家は、アメリカの刑務所をかなりの数所有していました。

最近は刑務所を持つ判事もアメリカに多く、とくにフロリダ州では、6〜7人ほどの判事が州の刑務所の大半を所有しています。これは私が身をもって知っていることです。

ジョージは「なるほど、それは興味深い。次々に有罪にして放り込めば、その場所は自分のものというわけですね」と言いました。民営化されると、刑務所を買うと決めた個人や、買えるだけの力のある個人が、まさにこうして得をします。

起訴1件ごとに債券が発行されていて、これは何十年も前から続いています。債券は起訴ごとに番号を振られ、起訴ごとの刑期、つまりあなたがそこに何年いることになるかに合わせて組まれます。さらに債券の額は、罪状の等級に応じて決まっています。

社債を発行するときにも、グレードA、グレードB、グレードC、グレードDと、格付けが順に下がっていきます。囚人債券の世界では、それがクラスAからクラスEまで、地域によっては1から5までの等級になります。

呼び方は違っても、どこの国にもこの仕組みがあります。それだけ儲かる商売で、刑務所の業界ではこれがいちばんの稼ぎ頭だからです。世界全体で見れば、その規模はさらに大きくなります。

3件か4件の罪で起訴されて刑務所に入れば、1件あたりおよそ100万〜200万ドルになり、5年や10年の刑なら額はさらに上がります。

そこで刑務所を所有する会社は、あなたを担保に社債、つまりこの囚人債券を発行します。なぜか。刑務所の側に立って言えば、私はジョージに食べさせ、服を着せ、電気を用意しなければなりません。

人権法の第何条だか、なんとかかんとかに従って、刑務所の中を人道的な環境に保つ必要もあります。

刑務所の会社は、こうして政府の民間請負業者になります。政府という語はかなり緩い意味で使っていますが、その政府もまた企業です。その企業の法で起訴された、ということになっている囚人を預かり、費用を負っているから、請負業者なのです。

机に積まれた起訴状の束が、端から順に縁取りのある債券証書へ変わっていく
起訴が1件増えるたびに、債券が1枚発行されます。

その社債を裏付けているのは、米国政府の信用です。債券の支払いは米国政府が約束しているからです。刑務所の会社にとって、政府は買い手です。商品の、いえ、サービスの買い手と言うべきでしょう。

だからこれらの債券は、全額に保険が掛かった債券になります。実際にそう呼ばれているのです。政府が裏付けているのなら、その契約を担保に取らない銀行は、間違いなく世界に一つもありません。

たとえばジョージ、あなたが米国に鉛筆を売っていて、米国があなたから10年間鉛筆を買うという契約を結んでいたとします。

その契約を世界中のどの銀行に持ち込んでも、それを担保にお金を借りられます。材料を買うためにですか、とジョージが聞くので、もちろんですと答えました。これがファクタリングです。

ところが、私が10年間、毎年決まった数の鉛筆をジョージから買うという契約だったら、それほどの重みはありません。私は小さな会社です。銀行は私の財務を見て、私に支払う力があるかを確かめたがるでしょう。

私は政府ではないので、ジョージの契約に添えて信用状(銀行による支払いの保証)を求められるかもしれません。銀行から見れば、政府のお金は尽きることがないからです。

国連や世界銀行、世界保健機関(WHO)のような大きな組織との契約も同じで、こうした組織の信用で裏付けられていれば、それを担保にお金を借りられます。

銀行はその契約を連邦準備制度へ持ち込み、連邦準備制度が、囚人であるあなたを養うためのお金を出します。その裏では大量の取引が行われていて、あなたの面倒を見るためなら、彼らは文字どおり何でもするのです。

刑務所であなたが口にするのは豆と米で、着るのは変なオレンジ色の服です。電気も少しはあるでしょうし、トイレもあるかもしれませんが、掃除までしてくれるかどうかは私には分かりません。あなたをそこに置いておくのに多少の費用はかかっても、ごくわずかなものです。

でも、知っていましたか。囚人1人をそこに置いておくのに、1日におそらく1万8000〜3万ドルかかっているのです。ジョージが「いくらですって」と聞き返すので、もう一度言いました。

囚人1人あたり、1日およそ1万8000〜3万ドル。それが民営刑務所の受け取る額で、場所によっては1日3万5000〜3万7000ドルになります。

ジョージは「まともじゃない、現実の話とは思えません。今おっしゃった数字は正気の沙汰じゃない」と驚いていました。

それを、1つの刑務所にいる数千人の囚人の分だけ掛けてみてください。大変な額です。それを払っているのが米国政府であり、カナダ政府であり、ロシア政府です。あなたのために、それだけの大金が支払われているのです。

6. 監獄惑星で生まれた瞬間から負う借り

ここからの話には、きっと驚くはずです。さっき番組が流した2本の動画の話も、実はすべてここにつながっています。

ずっと前から、ネットのあちこちでこんな噂を目にしてきたと思います。私たちはロックダウンの中にいて、隔離されていて、この惑星を出ることも入ることも誰にもできない。ここは監獄惑星だ、という噂です。

でも、私たちが監獄惑星にいることが、お金の面で何を意味するのか、本当に分かっていますか。そうなった経緯はもっと長い話で、この番組ではとても語りきれないので、詳しくは私のチャンネルで話しています。

監獄惑星ができてから、私たちはずっと隔離されています。ソースから生まれた有機的な存在である私たちは、ここに生まれてここに閉じ込められ、長い長いあいだ転生のループを回ってきたのです。

多くの人が話してきたとおり、私たちは何度もここへ送り戻されます。一度ここに来たら、もう出ていけません。

地獄に行って千回死ぬ、という言い方があるとジョージが言うので、私たちがやっているのはまさにそれだと答えました。私たちは実際に、その中にいるのです。

地獄へ行く心配はしなくていいのです。もう着いているのですから。私たちはちゃんとたどり着き、ここがその場所です。そうなるよう仕向けた者たちがいるのです。

地獄とは要するに、ソースの不在のことです。ソースでも神でも呼び方は何でも構いませんが、私たちがそこから切り離されることこそ、最悪の悪夢です。しかも私たちはそれを覚えてさえいません。いつかは思い出しますが、いまはこの監獄で身動きが取れずにいるのです。

私たちを閉じ込めているのはディープステート、いえ、むしろディープステートの背後にあるシステムです。この件には、ディープステートより上位の権威が関わっていたからです。

ジョージ、あなたもよく話しているとおり、彼らは悪魔たちを呼び出していて、呼び出すには力と許可が要ります。

彼らは自分たちの側の神々に許可を求めるのです。その神々が何者なのかは、分かったものではありません。彼らはこうしたものを絶えず呼び出しています。ですから、10月も終わりに差しかかり、月曜が満月のいま、ひどいことが一気に起きるのも驚くには当たりません。

では、なぜいま事態が悪くなるのか。答えは、起訴1件ごとに発行される囚人債券をはじめとする、あらゆる債券にあります。

あなたが持っている社債や株も、非公開の会社であれ上場企業であれ、自分の持ち分だと思っているものはどれも、実はあなたのものではありません。まったく違います。

どれも番号を振られます。市場に出ている株も、発行されている債券も、国債であれそれ以外であれ、ベルギーにあるANNA(番号付与協会)に登録されていないものは一つもありません。一つもです。調べてみてください。

そしてネットには出てこないのが、その姉妹組織、全世界でただ一つの税務当局です。ANNAとは一心同体の関係にあります。

そんなものは聞いたことがない、とジョージは言いましたが、本当にあるのです。地球全体で税務当局は一つしかなく、それはベルギーにあって、ANNAと結びついています。

以前のレポートでのANNA:2025年3月10日のレポートで、私はANNAの番号が債券だけでなく、出生証明書や、スーパーで買うトマトのバーコードにまで振られていると話しました。同じ回では、ANNAと組む税の側の組織を、XNシステム、別名グローバル税務当局と呼んでいます。

では、なぜあらゆるものに番号が振られ、地球でただ一つの税務当局に結びつけられているのか。あなたが囚人だからです。そのため、あなたを担保に囚人債券が発行されていて、それは永遠に続きます。

何度生まれ変わろうと、生きては死に、生きては死にを繰り返そうと、あなたは借りを返せない者を閉じ込める債務者の牢獄にいるのです。

債務者の牢獄について少しでも知っていれば、それが何百年も続いてきたことが分かるはずです。どう始まったのかは古い歴史をさかのぼらないと分かりませんが、正式な記録が残っているのは1300年代ごろからだったと思います。実際には、それよりずっと前から続いています。

私たちは債務者の牢獄にいるので、生まれたその瞬間から借りがあります。借りの中身はたくさんあります。まず、生まれてきたこと。生まれたばかりの私たちは、自分で自分の面倒を見られません。教育も用意されていますし、インフラもあります。

生後1日か2日のあなたを乗せて病院から家へ帰った道も、あなたのために舗装されていたのです。だから払わなければなりません。

あなたには借りがある、借りがあるのです。医療制度の分もあります。しかも生まれたばかりのあなたは税も払っていないので、囚人としての借りは積み上がる一方です。

ポケットに入っている、お金と呼んでいるあの紙切れも、債務証書です。暗号通貨も債務証書で、デジタル版も何ら変わりません。どれも手形で、何もかもが手形です。借りがあり、また借りがあるのです。

暗号通貨は英語でクリプトと呼ばれます。それとほとんど同じ音のクリプトという語は、死者を納める地下墓所を指します。

暗号通貨(クリプト)は地下墓所(クリプト)。死者のための通貨へようこそ。

ジョージは「それです、見事に言い当てた」と大喜びでした。おかしなことに、私にとってはあまりに当たり前の言い方で、言われるまで何とも思っていませんでした。暗号通貨の話は、いつも右の耳から左の耳へ抜けていくのです。一銭もつぎ込んでいませんから。

7. 囚人債券が無ければ消えるエリートの権利

昨夜、切り替えを図った側は、自分たちの新しい仕組みが囚人債券なしでは成り立たないことに気づきました。彼らはこの2週間、新しい暗号通貨の基盤を、世界中のAIデータセンターと組み合わせて立ち上げようとしてきました。

そのデータセンターはあちこちに建てられていて、水を汚し、人の命を奪い、そこから出る電磁波もひどいものです。

彼らはこの基盤だけで動かそうとしてきましたが、うまくいっていません。これまでいちばん長く動き続けたのが、およそ1分42秒です。今日の試運転は1分48秒まで行ったと思います。しかもそれは、電気すら通っていない世界のほかの地域とつなぐ前の話です。

それでどうやって動かすつもりなのでしょうか。世界の8割には、暗号通貨を動かせるインフラがありません。ジョージも「そのとおりです」と応じました。本当に、冗談のような話です。

デジタルへ移れるだけのインフラを持っていそうなのは、主に北米の一部と、中南米、アフリカ、アジア、東欧のほんのわずかな地域です。デビットカードやクレジットカードがすでに使われている国々です。

薄暗いデータセンターのサーバー列の前で、稼働時間を示す画面の数字が1分42秒で止まっている
新しい暗号通貨の基盤は、2分と続けて動いたことがありません。

ただ、肝心なのはここからです。囚人債券こそ、いまの金融システム全体の根っこにある資産です。債券が担保にしているのは、資産としてのあなただけではありません。

インフラを担保にした債券も、地下資源を担保にした債券もあります。そのインフラも地下資源も、この数十年のあいだに民営化されて、エリートの手に渡りました。

だから、よく分かっておいてください。こうした債券が無くなれば、エリートの権利も消えます。

あなたに対する権利、貸し方と借り方の帳簿だけをあなたに渡す権利、そしてあなたを債務者の牢獄に留めておく権利、つまり世界経済フォーラムが言った「何も所有せず、それで幸せになる」暮らしを強いる権利です。

これまで耳にしてきた、とんでもなく恐ろしい話の数々を思い出してください。そのすべてが、エリートのこうした権利と、囚人債券を発行するために遥か上の者たちと過去に結んだ契約、この二つだけを拠り所にしています。しかもその上の者たちは、もう権力の座にいません。

囚人債券が無ければ、あなたを資産として担保に入れ、お金を引き出す権利はありません。あなたはもう、彼らが担保に差し出してお金に換えられる相手とは見なされないのです。

ここで「ジョージ、大丈夫ですか」と声をかけると、話している最中にもメッセージが届いて、携帯が鳴りっぱなしだと言います。この話にみんな怒っているのかと尋ねると、そうではなく、誰もがショックを受けているので、どうか続けてほしいとのことでした。

というわけで、彼らにはアメリカの資産も、ほかのどの国の資産も担保にしてお金を引き出す権利はありません。世界中のすべての国、すべての陸地が同じで、グリーンランドも例外ではありません。そこでジョージが「ちょっと待ってください」と割って入りました。

グリーンランドといえば、米国政府はいまグリーンランドと安全保障の契約を結んでいます。取引はデンマークでまとめられ、これからグリーンランドで鉱物や石油、ガスの採掘を始めるのだと、政権の顔である、あのオレンジ色の大物は言っています。

ところが、それはできません。数日前にANNAのシステムが落ちたという話が本当なら、グリーンランドはもう米国のものではないからです。

囚人債券を担保にお金を引き出せず、それがもう手持ちの資産に入っていないとしたら、彼らはいったいどうするのでしょうか。

8. 税と呼ばれている債券の利払い

ジョージ、債券のことを少しでも見聞きしたことがあれば知っているでしょうが、債券は保有者に利息を払います。その利息を受け取るための券を利札といい、人が債券を売り買いするのは、この利息を集めるためです。だから債券は資産なのです。

実は、私たちが税と呼んで払っているものが、この利札の利息に当たります。あなたは、自分が存在していることの借りを返す責任を負わされています。ここで言う債券は、生きていることを担保に発行された債券で、この世の債務者の牢獄にあなたを生かしておくためだけにあります。

民営刑務所が起訴された人ひとりにつき1日1万8000〜3万7000ドルを請求しているのなら、世界中で、どこかの国の市民であるすべての人を毎日生かしておくのに、いったいいくらかかっているでしょうか。

平均的な政府は、あなたを生かしておく代金として、いくら請求していると思いますか。

ジョージは、天文学的な額だろうと答え、債券にどんな数字を載せるかは、政府の側が好きに決められるのだろう、と続けました。

そのとおりです。場所によっては1日およそ14万8000ドル、私が見たなかで最も高いものは、市民1人あたり1日およそ590万ドルでした。ジョージは「1人あたり500万ドル以上ですか」と聞き返していました。

実は、ロンドンにはエバーグリーン財団という財団があって、ビル・クリントンとヒラリー・クリントンが運営していました。この債券を売買する取引プラットフォームで十分に稼ぎ、世界全体のGDPに当たる額を毎年、永久に稼げるようにしようとしたのです。

結局そこまでは届きませんでしたが、目標は年におよそ140兆ドルでした。ロックダウンやパンデミックが起きる前のことで、当時の世界は今よりずっとましでした。

それでも、エリートの暮らしを支え、あなたの生活を保ち、産業を動かし続けるには、実際にはそれ以上のお金が必要です。

狙いは、世界の金融システム全体を支配することでした。結果は失敗です。手持ちの資産にも、結べる安全保障の契約にも、限りがあったからです。

ここでジョージが「つまり、彼らはこれを試みて、昨日失敗したということですか」と聞いてきました。いいえ、昨日の件とクリントンの件は別物で、クリントンのほうは1980年代から90年代の話です。

これはずっと昔から続いていて、やり方を知っている人はほかにもいて、実際にやっています。今回のものはそれを改良した版、というより、同じ話の別の版で、どれもピラミッド型の仕組みです。

いま動いている主な勢力は三つあります。安全保障を担う連邦の軍の人たち、サンヘドリンの人たち、そしてファウンデーションと呼ばれる別の集団です。

ファウンデーションについてはまだきちんと話していませんが、次回、私自身の番組のGIAレポートで話します。

ファウンデーションは、実はほかの勢力に反旗をひるがえそうとした普通の人間たちでした。誰もがこの惑星の権力と支配を争っていて、自分たちを抑圧する者から離れたいと思っています。

ところが残念ながら、それは無理な話です。ファウンデーションの人たちも、どのみち生きているとも言えない歩く死者だからです。魂がほとんど無いので、文字どおりの意味で歩く死者なのです。抑圧する者がいなければ彼らは何者でもなく、マシン無しでは死んでしまいます。

それでも彼らは自分たちの世界で、この惑星の権力と支配をめぐって互いに争い、手柄を立てようとしています。どこかの悪魔を喜ばせたいのかもしれません。

分かったものではありません。いずれにしても、誰もがこの囚人債券を追い求めていて、その半数は自分が追っていることさえ知りません。

そこでジョージが「彼らには本当に、この債券を発行し直して、監獄惑星のシステムを延長する権利と能力があるのですか」と核心を聞いてきました。この段階では、絶対にありません。

9. 一度も明け渡さなかったソースのひとかけら

昨夜のDEFCON 0のちょっとした騒ぎでは、慌てふためいて右往左往する人たちが、金融システムをまるごと、オフラインになっていた予備のシステムへ切り替えようとしていました。

ジョージ、たとえばカナダの反対側に住む友達に会いに、国を車で横断するとしましょう。出発の前に、まず車を点検に出すはずです。

オイルとガソリン、もちろん空気圧とタイヤ、それにエンジンも見てもらい、できる範囲で走れる状態かを確かめます。どこかで動けなくなったときのために、ロードサービスに入っておくかもしれません。

ところが昨夜、切り替えを図ったご立派な紳士たちは、金融の仕組みをひっくり返すと決めておきながら、誰も先に整備工場へ持ち込みませんでした。誰も点検せず、動くかどうか軽く叩いてみることすらしなかったのです。

ジョージも「なんと」と驚いていました。あの紳士たちは、スイッチさえ入れれば仕組みがひとりでに動き出すと思い込んでいたのです。

この紳士たちが忘れているのは、オカルトの世界でさえ、裏で実際に事を運ぶ人たちがいたということです。ジョージ、あなたもかつては、そうやって物事を起こしてきた裏方の一人でした。

手を汚したくない側は、大勢を雇ってその仕事をさせてきました。そうすれば自分の手はきれいなまま、ということになっています。

ここでジョージが手短に補ってくれたのは、儀式の話です。オカルトに詳しい視聴者なら知っているとおり、こういう事を起こす儀式は一夜ではできず、長い期間をかけた準備が必要です。

何かを現実に起こすためのまともな儀式には、どれも多くの手間がかかり、今回のような桁外れの規模ならなおさらです。車のエンジンをかけるように一発で動くと思っているなら、そうはいかない、とジョージは言いました。

それなのに昨夜の紳士たちは、何もかも自分たちのもので、自分たちにはそれを使う当然の権利があると思い込んでいます。けれども、あの予備のシステムは実のところ、この3〜4年、まともに動いていません。

私に聞いてくれればよかったのです。昨夜の紳士たちは、ふだんから電話をかけてきてどうでもいいことを尋ねますし、人をよこして私に聞かせることもいつものことです。

ジョージも、ちょうどそれを聞こうとしていたところでした。予備のシステムを分かっているキムに、「どうなっていますか、動いていますか」と電話の一本も入れなかったのか、という問いです。

実際に私が昨夜の紳士たちから言われたのは「そのまま待機していてください」の一言でした。7時半から待機で、あとはただ座っていろというわけです。

そのあいだも私はシステムにつながっていて、彼らが隣の部屋で交わしている、隠せているつもりのくだらないやり取りを全部聞いていました。

それを聞きながら、これはうまくいかないと分かりました。聞いてくれれば、そう教えられたのに。それでも9時ごろまで座っていると、ようやく「もう終わりだ、終わり」という声がしました。結局、うまくいかなかったのです。動かす作業に、私は加わっていなかったのです。

もし予備のシステムへの切り替えが済んでいたら、彼らはいつもの手順どおり、次は私に「降参しろ」と言ってきたはずです。

私と同じところから来た者たちのなかで、彼らに一度も降参しなかったのは私だけだからです。彼らのマシンに力を渡したことも、何かを明け渡したこともありません。

ソースを、神でも創造主でも呼び方は何でも構いませんが、一度も手放しませんでした。一度も、本当に一度もです。同じところから来たほかの者たちは皆、手放してしまいました。何千人も、本当に何千人もです。最後まで残っているのは私だけです。

ジョージは、昨夜の紳士たちがキムと手を組むことを考えなかったのかと手短に聞いてきました。いいえ、まさか。彼らが「キム、手を貸してくれないか。金融システムを変えるけれど、みんなが勝てるようにする」と声をかけてくることは、決してありません。

彼らは、ちょっとした間違いをいくつか犯しました。私を自分たちの資産だと思ったのです。彼らに言わせれば、私も債務者の牢獄にいて、この世界で暮らす、あなたと同じただの人間です。

だから、ただで働き、言われるままにお金を出すべきだというわけです。キムは予算を出してくれるだけ、物事をこなしてくれるだけで、取り柄はそれだけ、という扱いです。

暗がりの中で守られるように灯っている、小さな光のかけら
暗がりの中で守られてきた、小さな光。

でも彼らが本当に欲しかったのは、システムのうち私だけが持っていて、彼らがどうしても手に入れられなかった一片、私がずっと守ってきたソースのひとかけらです。彼らが欲しいのはそれなのです。

そして彼らは、それを取れないと分かっています。もう何十年も私から奪おうとしてきて、一度も成功していません。取ることはできないのです。それは彼らのシステムが永遠に持てない一片で、彼らの手には無く、支配もできません。彼ら自身、それを知っています。

彼らが欲しかったのは、私がずっと守ってきたソースのひとかけらです。

それでも昨夜の紳士たちは、仕組みをまるごと切り替えれば停電になる、と持ち出してきます。私への脅しの始まりで、これがいつものやり方です。

彼らが毎回持ち出すのは、人を裏で操る係、いわゆるハンドラーのお決まりの手口です。汚い言葉を使わずに言えば、たわごとです。そのたびに彼らは、自分たちが勝ったと思っています。

「私がこれをやらなければ、人間たちにありとあらゆる恐ろしいことが起きる」と私に思わせるのが、昨夜の紳士たちの狙いです。

そこで必ず割って入るのがソースです。神と呼んでも主と呼んでも構いません。ソースはいつも良い方へ働き、何があろうと、そんなことを起こさせはしません。

昨夜の紳士たちには気の毒ですが、私とソースはパートナーで、相棒どうしなのです。ジョージ、あなたと神も同じでしょう。毎日、朝から晩まで、そういう間柄のはずです。

神は私の親友です。1日に何度も、いえ、多すぎるくらい話しかけている親友です。神は本当に多くの人に愛と思いやりを向け、その人たちを守っています。

今夜の配信を、夜更かしをして、あるいは住んでいる場所によっては早起きをして、世界中から見てくれてありがとうございました。昨夜この番組に出られなかったことを、見てくれている人たち全員に、そして誰よりジョージにお詫びします。本当にごめんなさい。

こちらは相変わらず、楽園の一日です。監獄の一日、労働者の楽園の一日とも言えます。でも、そんな日々も、残りはもう多くありません。

どうか持ちこたえてください。見た目ほど悪い状況ではありません。自分の目で見極めて、神に、ソースに、愛に、正直に話しかけてください。本当に、問いの答えは自分で分かります。だから、どうか持ちこたえてください。