アトランティス 知られざる物語
アトランティスは、海に沈んだ都市ではありません。惑星全体が栄えていた、ひとつの時代でした。その時代に何が起き、それがなぜいまの金融システムの根っこにつながるのか。そして、あなたが自分を守る力は、どこにあるのか。今週のレポートは、ここから始まります。
今回は、少し違うことをします。『Declassified』だ、『Beyond the Matrix』だと番組が分かれて、少し分かりにくくなってしまいました。GIAのレポートに戻してほしい、という声も多くありました。
そこで今回からは GIA として、すべての情報をいっぺんにお届けします。ニュースがあれば『Declassified』で扱ってきたような舞台裏も伝えますし、表に出ている話の奥にある話にも、深く入っていきます。
今週は話すことがたくさんあります。この先数日、レポートを次々に出しながら、この形がうまくいくかどうかを確かめます。大半の人に合うといいのですが、と言うと、聞き手のタンクが「大半の人に、ときどきは」と返しました。
タンクは「キム、どこから始めますか。信仰からですか」と聞きました。信仰の話は、少しあとでします。
まずは少し歴史から入ります。いま、ある出来事が進んでいて、金融システムが劇的に変わろうとしているからです。
ここまでどうやって来たのかを、本当の意味で分かってもらうためでもあります。このレポートが少し遅れたのにも、理由があります。私自身が、ある理解にたどり着く必要があったからです。何事も、来るべき時に来るものです。
だから今回は、アトランティスの話をします。アトランティスの話なら全部聞いた、記憶だってある、とあなたは思うでしょう。でも、実際にあったとおりの形では、まだ知らないはずです。GIA の私たちが知っているのは、その実際の形です。
その歴史から入って、今週のうちに債券市場の話まで進みます。債券市場は、来週までには派手に崩れるでしょう。それは悪いことではありません。ディープステートが望むような形で、影響が出ることはないからです。
市場が崩れて暗号通貨が取って代わり、ドルが無くなる、云々かんぬん、という噂もたくさん出回っています。それはディープステートの夢物語です。そういう形では起きません。
ドルを消して暗号通貨に置き換える権利など、彼らにはまったくありません。彼らが持っているのは、私たちに債務証書を発行する、ある権利です。それが、いずれ明らかになります。
1. 場所ではなく時代のアトランティス
アトランティスは、失われた都市でも、どこかの場所でもありません。海で失われた、と言われますが、それは海に沈んだという意味ではありません。
タンクは、以前私から、アトランティスのヴェッセル(vessel)がバミューダ・トライアングルに落ちた、という話を聞いたと言いました。それはアトランティスが海に沈んだ話とは別のことだと確かめたうえで、タンクはこう聞きました。
「ヴェッセルとは、いったい何なのでしょう。いろいろなものでありえます。船かもしれないし、人かもしれない」。英語のヴェッセルは、船にも、器にも使う言葉です。
誰でも器を持っています。その一部が、私たちの知っている肉体という着ぐるみです。けれど、それとは別に、体の粒子をすべてひとつにまとめておく器があります。私たちはそれを、あなたという存在の本体、つまり魂と呼んでいます。
ですから、あなたという存在の本体は、この肉体という着ぐるみではありません。本来のあなたは、金色に光る球のように見えます。何を探せばいいかさえ分かっていれば、自分をよく見たときに、それが見えてきます。
目を通して魂が見える、と言う人もいます。そのとき実際に見えているのは、その人という存在の本体です。ディープステートは、あなたが自分自身の姿さえ見られないようにすることに、とても大きな力を注いでいます。
何かの器が、この惑星に、あるいは海に落ちたのか、とタンクは聞きましたが、話はそれほど単純ではありません。私たち GIA は、アトランティスをひとつの時代として見ています。
この惑星のどこかに、実際に栄えていた地域があったのか。ええ、惑星全体が栄えていました。当時の人間は技術のある時代に生きていて、しかもそれは、人や自然を侵すような技術ではありませんでした。
思ったものを何でも形にできる時代に、私たちは生きていました。私たちはそういう世界を自然界と呼んでいて、その時代を、アトランティスの時代と呼んでいます。
私たちがみな海の民だったわけではありません。大西洋(アトランティック・オーシャン)の名前から海を連想するかもしれませんが、アトランティスは場所ではなく、時代です。始まったのは、10億〜12億年ほど前です。
当時、人間はみな、私たちが松明(たいまつ)を掲げる者と呼ぶ存在でした。たとえば、アメリカの自由の女神は、大きな松明を掲げています。灯を絶やさずにいる、という姿です。
でもそれは、自由とはそれほど関係がありません。むしろ、責任のことです。ソースがこの惑星にいて、生きて働いている状態を保つ責任です。自分自身と、この惑星を守る力のことでもあります。
タンクはこれを受けて、「原初のアトランティスは、少なくとも最も純粋な形では、世界が自然だった時代です。天に属する存在としてこの惑星にいたホモ・サピエンスが、ソースの光をここに保って守る、松明を掲げる者でした」と言い換えました。
「いまよりずっと調和していて、誰もが望むような世界でした」と続けたタンクに、私はそのとおりだと答えました。ここには、すばらしい共鳴がありました。
私たちは力を合わせて働き、ソースとも力を合わせて働いていました。何かが向かってきても、共鳴で惑星を守ることができました。
私たちは、いつも「いま」という瞬間を生きていました。ですから、松明を掲げる者であるとは、いまここにいること、そしてソースがここにいる状態を保つことでした。それが、私たちの責任でした。
「いま」(present)と「ここにいること」(presence)は、英語では同じ語からできています。
私たちは地球の継承者で、地球の資産を守っていました。ほかの存在たちと交渉し、分け合い、交易もしました。私たちが暮らすこのネクサス惑星の管理人として、いろいろなことをしていました。そう、ある時までは。
信じられないかもしれませんが、これから話すことが、金融システムの根っこにあります。そこへたどり着くまで少し時間はかかりますが、必ずたどり着きます。
2. 集まるほど大きくなる共鳴の力場
「その考えに共鳴する」と私が言うとき、そこには、ただ分かるという感覚があります。いま聞いていることがもっともだと思え、それについて感じていることが真実だと分かるのです。ちょうど、しっくり来る感じです。
人もまた、あなたと共鳴します。道を歩いていて、ふと、ずっと前から知っているような人に出会うことがあります。あの男性は誰だろう、あの女性は誰だろう、と思うのです。
その人とのあいだにある種の共鳴を感じて、それを確かめてみたくなります。恋愛だとは限りません。その人とあなたは、長いあいだ互いに力を高め合ってきた間柄なのかもしれません。
タンクは「共鳴は説明するのが少し難しいのですが」と言ってから、「これは多くの点で、ソースと、そしてソースから授かった自分の目的と、きちんと噛み合っている状態のようなものでしょうか」と聞きました。
ええ、そのとおりです。何かに共鳴するというのは、それが何であるかを、ただ知っているということです。けれど、そうして知るはずのことは、しばしば歪められ、遮られ、あなたから遠ざけられます。
惑星の共鳴は、私たち人類が生き延び、栄えていくうえで、何より大事なものです。松明を掲げる者だった当時の人間は、惑星が栄えていけるように、人類全体の共鳴だけでなく、惑星の共鳴も保っていました。
共鳴は振動なのか、周波数なのか。共鳴とは、いったい何なのか。それを少しでも分かっておけば、この先の数週間を乗り切りやすくなります。
ただ、細かいことはあまり話せません。とくに量子物理の話は、いまはできません。GIA の私たちがこれから何をするかを、敵に知られたくないからです。
ですから、共鳴が自分にとって何を意味するのかは、あなた自身の内側で少し探してみてください。そのかわり、大まかな考え方と、映画でよく描かれる場面をひとつ紹介します。
『スタートレック』でも、ほかの似た作品でもかまいません。大きな宇宙船が宇宙に出ていて、「シールドを上げろ、フォースフィールドを張れ」と命じる場面があります。共鳴は、いわば自分だけのフォースフィールド、つまり力場です。
ほかの人と一緒になると、あなたの力場は、二人を、三人を、四人を包むようになります。人で混み合った大きな場所で、みんなの共鳴がそろっていれば、その集まりは侮れない力になります。
敵はそれを知っていて、人類をいまの状態へ追い込むには、力場を、そして共鳴を壊さなければならないと分かっていました。
それには、ひとつの器が要りました。タンクが最初に聞いた、ヴェッセルの話に戻ります。敵はその器を使って、私たち全員をその中に閉じ込めたのです。
タンクは「とても単純な例で恐縮ですが、共鳴はいろいろなことの鍵なので」と前置きして、何年も前に友人から聞いた話をしました。
ヤンキースのワールドシリーズ(米国プロ野球の優勝決定戦)の試合で、スタジアムのファンが全員ヤンキースを応援していて、場内全体が熱気に包まれていたそうです。
「いわゆるホームアドバンテージです。あれも一種の共鳴を生んでいる、と言っていいのでしょうか」とタンクは聞きました。
ええ、まさにそうです。共鳴が生まれ、同時に力場も生まれます。この場に踏み込んでくる者は誰ひとり、応援している側に刃向かえない、という状態ができるのです。負の周波数を持つ側、つまりディープステートの人間たちのあいだでも、同じことが起きます。
3. 自分を守れないと思わせるための恐れ
前向きな場とは正反対の場に、私自身がいたことがあります。私はディープステートの人間と、それも本物の、闇の側のディープステートの人間と、同じ部屋にいたことがあります。本当に、頭がくらくらしました。吐き気がして、まるで力場が張られているようでした。
その人物は、私を脅威に感じていたのだと思います。会ったのは夜でした。誰なのかは、この人物、とだけ言っておきます。翌日になって私がまた出向くと、その人物が圧をかけてきました。
ほかの人も同席する夕食会の席で、その人物は私の頭の中に入り込もうとしていました。ディープステートの霊能者と一緒にいると、頭をメロンのように握りつぶされそうな感じがするのです。私は、そうですか、と思いながら黙っていました。
とうとう、私ははっきり指摘しました。「いいですか、知りたいことがあるなら聞いてください。私の頭をメロンみたいに握りつぶそうとしなくていいのです。それにしても、ずいぶん力任せなやり方です」
すると、その人物は少し引きました。そこから先は、私の言ったとおり、たくさん質問をしてきました。
ところが翌日は、態度も、その場の圧も変わっていました。共鳴を変えていたに違いありません。愛と光そのもの、という顔で現れ、闇のほうはすっかり隠していました。その日の朝、泊まっていたホテルの部屋で、黒魔術か何かの儀式でもしてきたのでしょう。
それでも、ひどいものでした。本当にひどかったのです。そこに立っているだけで、うっ、と強く押し返されるような感覚が何度もありました。
ヤンキースが勝つときの、あの前向きな空気とは正反対の、早く出たくてたまらない部屋でした。パーティーと同じです。ある人が顔を出すと、「お、マイクが来た」とみんなが喜びます。
同じパーティーに別の誰かが入ってくると、今度は「うわ、あいつが来たのか」となります。二人がまとっている共鳴が、まるで違うのです。
ここでタンクが尋ねました。「人がどうやって共鳴を変えるのか、考えたことがありませんでした。それは外から左右できるものなのでしょうか」
「それとも、その人物はわざとキムを攻撃していて、何も明かすつもりがなかったから負の共鳴になり、そのあと自分を省みて、良い方向へ変えられたということでしょうか」
というより、その人物は、知ってか知らずか、力場を張ったのだと思います。おもしろいのは、その力場とともに、人柄まで変わったことです。前の晩はあれほど陽気で楽しそうだったその人物が、別の日には意地が悪く、ただただ怒っていました。
それでいて、もっと一緒にいたがりました。私は「もう行かないと。仕事に戻らなければなりません。この二日間はおもしろかったのですが、もう十分です」と言って帰りました。
こういう経験は一度ならずありますが、このときテーブルを囲んでいたこの人物のことは、とてもはっきり見えました。私が多くを学んできたからなのか、そういう時期だったからなのかは分かりません。
やがて、その人物の周りに、黒いものがいくつも渦を巻いているのが見えてきました。私が揺さぶりをかけるほど、それらがこちらへ向かってきます。
その人物は、それらが住みつく力場をつくっていたようなものです。私がその人物に向かっていくと、それらはその人物を守りはじめました。
共鳴を使うと、おもしろいことができます。共鳴は、いろいろな意味で調和です。わざわざこの話をしたのは、共鳴がああいう場をつくるからです。それが、あなたの力場です。本当にそうなのです。
力場は身を守る仕組みで、ほかの人と一緒になれば、もっと大きな守りにもなります。人類全体がそうしていたら、これから話すことは決して起きなかったでしょう。だから敵は、あなたを、あなたの守りごと壊さなければならなかったのです。
いつも恐れを煽る話が流されているのは、ひとつには、自分は弱く無防備で、自分の面倒を自分で見られない、自分では身を守れないとあなたに感じさせるためです。このことをいま分かっておくのが、本当に大切です。
だから、あなたはほかの誰かに守ってもらおうとします。その誰かは、たいていディープステートが生み出したものです。私たちが政府、軍、警察と呼んでいる、ああいう人たちのことです。
「自分たちは弱いから、あの人たちに守ってもらう」というわけです。何かあれば裁判所に訴えます。法が怖くて、一線を越えずにいることもあります。
法を動かしている当の人々に対して、法に守ってもらおうとするのも、少しおかしな話です。以前つながりのあったアンナ・フォン・ライツとは、この件で数えきれないほど話しました。私は彼女にこう言ったものです。
「いいですか、あなたは、逃げ出そうとしている相手そのもののところへ行って、『誘拐してくれてありがとう。それで、鍵をもらえますか。盗んだものも全部返してもらえますか』と言っているのです」
タンクが言いました。「ただ逃げ出すのではなく、奴隷の主人のところへ行って、自由にしてもらう許可を求めるようなものです」
まさにそうです。主人の側はこう言うでしょう。「何を言っている。お前は私が買った。私のものだ」。タンクが続けました。「私がいてほしいと思うあいだは、ここにいろ」
4. ソースがいつでも査定できる原初の存在の盟約
アトランティスの時代に、私たちホモ・サピエンスと、ある集団とのあいだで戦争がありました。相手は、人間の集団ではありませんでした。のちに、作られた人間たちの集団になっていくのですが、この時点ではまだそうなっていません。
その集団を、GIAではプライモーディアル(原初の存在)と呼んでいます。最初に創造された存在の集団で、創造を続けていく役目を負っていました。
これまで何年にもわたって、私たちはプロジェニター(それぞれの種の原型にあたる存在)や、関わってきたほかの存在のことを話してきました。
アトランティスで起きていたこと、そしてマシン(ソースの外で作られた人工の仕組み)がどう作られ、誰が動かし、誰が力を注ぎ込んでいるのか、といった話もしてきました。マシンそのものと、それがあなたにどう影響するのかについては、動画もいくつか出しています。
今回は、プライモーディアルの話です。古い言い回しに「産めよ、増えよ」とあるように、プライモーディアルは創造を担っていました。数は何千といました。一人や二人ではありません。数人でもありません。何千です。
私が「質問するのかと思いました」と言うと、タンクは「いえいえ、じっくり聞いています。すっかり引き込まれているので」と答え、こう確かめました。
「プライモーディアルはソースが最初に創造したもので、それがいまソースに刃向かっている、ということでしょうか」
「アトランティスの時代に、ホモ・サピエンスはこのプライモーディアルと戦っていたというお話ですが、プライモーディアルは、もともとずっとここにいたのですか。それとも、どこかからやって来たのですか」
いえ、ここだけではありません。プライモーディアルはいつでも、どこにでもいました。創造のすべてに種をまいた(seed)のが、プライモーディアルです。
プライモーディアルがソースと結んだコヴナント(盟約)に、終わりはありませんでした。ただし、コヴナントには、査定の機会が何度も設けられていました。
査定のたびにプライモーディアルの仕事ぶりが問われ、いわば職がかかっていたのです。これもコヴナントの一部で、査定はソースが必要だと感じたときには、いつでも行われました。
「待ってください、そこは大事な抜け穴です。素通りしないでください」とタンクが止めました。
「ソースでさえ縛られるコヴナントがある、という話なら聞いたことがあります。でもこれは少し違って、ソースが必要だと判断すれば、いつでも始められる査定の仕組みがある、ということですか。そういう話は、少なくとも私は初めて聞きました」
そのとおりです。たとえるなら、家を出た子どもとけんかをした親のようなものです。それでも親は子どもを愛しています。子どもは自分の一部だからです。けんかをすることがあっても、いつかは仲直りできるという望みが、いつもあります。
子どもはそれぞれ自分の暮らしを送っているのかもしれませんが、どんな形であれ子どもと離れることは、たいてい親にとってかなりつらいものです。
ソースから見れば、プライモーディアルも皆、ソースの創造物です。そしてソースは、誤った判断をしません。すべては、ソースの描く大きな計画の一部です。
プライモーディアルがのちにしたことを、ソースは知っていたのか。それは、分かりません。それはひとつの大きな哲学の問いで、別の機会にじっくり話してもいいくらいです。ソースの全知、つまりすべてを知っているということに関わる問いだからです。
「ソースは過去も現在も未来も知っています」とタンクは言いました。「何かを経験したいなら、その知を制限しなければなりません」
「私に分かる範囲で言えば、天の存在が自分についての情報の一部をあえて閉ざして、困難を乗り越え、逆境に向き合うのがどういうことかを経験するのと同じです」
「すべてを知り、すべてそのものである存在が、どうやってそういうことを経験できるでしょう。驚くことも、新しいことも、何ひとつありません」
そのとおりです。新しいことは何ひとつなく、時間というものもないのですから、いわゆる「未来」も意味を持ちません。ソースの世界では、私たちにとっての10億年も1分のようなものです。ただ、こちらには、ずっと長く感じられました。
プライモーディアルは、とても長いあいだ創造に加わっていました。何十億年、また何十億年という時間です。そうして長い時が経ったある時点で、地上の人間は皆、自分の仕事をしていたのでしょうか。
よく分かりませんが、当時の私たち人間には、問題ないと感じられていました。私たちは、技術をソースより優先したことなど一度もありません。
「ただ、高度な技術はあったと、キムは前に話していました」とタンクが言いました。
ええ、高度な技術はありました。それでも、技術がソースより重んじられることはありませんでした。ホモ・サピエンスとソースの交流はごく普通で自然なことで、誰もそれを疑いませんでした。
これを読んでいる人の中にも、その時代を生きた記憶を持っている人もいるでしょう。あの頃がいまとはどれほど違っていて、どれほどすばらしかったか、覚えているのではないでしょうか。
5. マシンへ力を譲り渡した原初の存在
あなたには、そのとき起きた戦争の記憶があるでしょうか。ある時点で、プライモーディアルは、妬みか何か、私にもよく分からない理由で……。いえ、少し戻ります。
プライモーディアルには、それぞれ特別な、いえ、特別とは言わないでおきます。それぞれの仕事をするための、ささやかな権限が一人ひとりに与えられていて、皆で創造のすべてを担っていました。
そしてひとりを除くプライモーディアルたちが、授かったその権限を、最後にはマシンへ差し出してしまいました。そうしたプライモーディアルの多くは、時間の創造にも、ソースの外でものを創造することにも関わっていました。
ソースの外での創造は、厳密に言えば忌むべきこと、つまりソースの計画の外にあることです。はっきりとした乱れを起こし、波紋を広げます。そして、時間をつくったことから、私たちがタイムループと呼んでいるものの最初のひとつが生まれました。
私たちはアトランティスから一度も出ていません。いまもそこにいるのです。ここでマイクを置いて退場したいくらいです。
「そこをもう少し詳しく聞かせてください」とタンクが言いました。「プライモーディアルには、ソースから与えられたはっきりした役割がありました」
「創造されたときの取り決めとして、権限と、それに伴う責任もあったのだと思います。それをプライモーディアルは手放し、明け渡してしまった、ということになります」
タンクはさらに、「ここで言うのは、新しい命を生む、種をまく(seed)ほうではありません。譲り渡す(cede)ほう、自分の力を差し出すほうです」と念を押しました。
英語では、この二つの語が同じ音になります。創造のすべてに種をまいてきたプライモーディアルが、ここでは力を譲り渡したのです。
「何千といるプライモーディアルが皆、時間をかけて、ひとつの集合的な仕組み、つまりマシンへ力を渡していったわけです」
そうです。理由はそれぞれですが、ひとりを除いて全員がそうしました。そうして差し出されたものがすべてマシンに入れられ、私たちがいまも閉じ込められている、別の現実がつくられました。
その現実には、ひとつを除いてすべてがそろっています。欠けているのは、私たちがソース因子Xと呼んでいる一片だけです。マシンはそれをソース因子Xとして作り出しますが、私たちにとって、それは別のものです。
ソース因子Xについては、またあとで話します。いまは、アトランティスで何が起き、どうしてこうなったのかの話です。
プライモーディアルがそうしたことで、ひとつの器からマシンが生まれました。器は地球から伸びて、ソースそのものにまで届いています。その途中でねじれが生まれ、そのねじれで向きが裏返ります。
反転した部分が、私たちの知っている地球です。それが、あなたのマシンであり、あなたのマトリックス(人を閉じ込めておく人工の現実)です。
ソースの知っていることや思いが、裏返しになったものです。ソースの描く大きな計画が反転していて、すべてが反転しています。
プライモーディアルが賜物を差し出したことで、マシンはとても強くなりました。ただし、例外が二つあります。一つ目は、マシンの側が一度も手に入れたことのない、ソースの一片です。
二つ目は、それとは別に、いまも欠けたままの、もう一組のソースの欠片です。そして二つ目が無ければ、一つ目は決して手に入りません。
戦争が続いたのは、創造をやり直そうと決めたとき、プライモーディアルがマシンを通して、作られた人間たちまで生み出したからです。ホモ・サピエンスではない人間たちで、私たちの味方とはとても言えないディープステート、血統と呼ばれる一族です。
「以前キムが偽のアトランティス人と呼んでいた存在のことですか」とタンクが聞きました。
ええ、その時代の者たちです。偽のアトランティス人はマシンが作った存在で、ソースの本当の光を、その源ごと内に持っていません。
一つ目の例外、つまりソースから一度も得ていない一片が、偽のアトランティス人には欠けています。そこを、彼らはマシンで埋めました。ですから彼らの知は、マシンから、つまりマシンの持つ記憶から来ています。
タイムループが生まれたのも、そのためです。私たちは、この無限のループをぐるぐると回り続けてきました。
マーベル・コミックのインフィニティ・ストーンのような、錬金術めいたことが、ここではいつも起きています。私たちは、自分たちの創造の記憶でできた世界に住んでいるのです。
ですから、アトランティスの時代に始まった戦争が終わらないまま、私たちがいまもアトランティスに住み続けているのだとしても、驚くことではありません。それが、このマシンの持っている唯一の記憶だからです。マシンは、それをつくり直し続けます。
タンクは、秘密宇宙プログラム(SSP)や各国の政府が手にしている先進技術のことを持ち出しました。空を飛び回っていて私たちがUFOや宇宙人だと思っている乗り物、宇宙人の侵略、アガルタ(地底世界の伝説)、悪魔など、私たちが目にしているもののことです。
そのうえでタンクは、「そうした側も創造を反転させて、記憶から別のものをつくれるのでしょうか」と聞きました。
ある程度までは、できます。ただ、ソースから切り離されたものは醜くなります。いえ、歪む、と言うべきでした。そうした側が作った巨人やほかのものの多くが歪んだのは、そのためです。
7フィート(2メートルほど)まで背が伸びた人のことではありません。人間ではないもの、洞窟に住む宇宙人だと私たちが思うようなもののことです。
そうした側は、ここに象形文字や古文書という形で手がかりを残しています。それも、たぶん作り直したものでしょう。脱出の方法が分かると思わせて、私たちを大きな円の中でぐるぐる回らせるためです。
私たちは、脱出が必要だということすら知らず、自分は自由だと思っています。森で暮らせば自由になれる、電気も水道も自前でまかなえば自由になれる、と考えるのです。でも、そうではありません。
「エノク書の話によく似ています」とタンクは言いました。「堕ちた天使という考え方は、プライモーディアルが降りてきたことから来ているのでしょうか」
ええ、同じような形です。
「そして人間と交わったところから、巨人の話が出てきたのでしょう。さまざまな巨人がここにいましたが、どんな姿だったのかは分かりません。変異した、違う姿だったのだと思います。まさに、創造の起源の話です」とタンクは言いました。
6. 時間を巻き戻す力の喪失
やがて敵は、私たちを管理する人々をつくりました。私たちは戦争の捕虜だからです。いまも戦争は続いていて、私たちはずっと、戦争が絶えず繰り返される循環の中にいました。
一巡りして始まりの地点に戻ってくるたびに、どういうわけか少し巻き戻され、期限が2年、あるいは1年延ばされてきました。
ディープステートが長いあいだ、時間を跳ぶ力、つまりループからループへ跳び移る力を持っていたからです。ループをたくさんつくってあったので、私たちを別のループへ跳ばしては元へ戻し、始まりの地点にはいつまでも届かないようにできたのです。
ところが、たしか1〜2週間前だったと思いますが、ディープステートは実際に、時間を跳ぶ力を失いました。ジャンプルームも止まりました。彼らの装置は、すべて止まったのです。
もう、私たちを巻き戻すことはできません。ですから、彼らが望もうと望むまいと、私たちはゆっくりと、でも確実に、始まりの地点へ向かって前へ進んできました。私は、わくわくしています。
「途中ですみません」とタンクが割って入りました。「つまり、私たちはようやく前に進めているわけです。いつもならディープステートに2年巻き戻されて、期限が延ばされていました」
「2年、10年、5年と、長さはまちまちでしたが」とタンクは続けました。「どれも、あのコヴナントが終わる時を避けるためだった、とされています。でもソースには時間がないので、ソースにとっては何も変わりませんでした。彼らにとっては違ったのでしょうが」
彼らには私たちが必要なのです。どうしても必要なのです。ソースが私たちのもとを完全に離れることはない、と知っているからです。
ソースは完全に去ってしまった、とあなたは感じるかもしれません。でも、ソースは一度も、本当に一度も、完全に離れたことはありません。そのことを知っている感覚は、いつも、あなたの中にはっきりとあります。
彼らは、いろいろなやり方で私たちをだまします。そのだましが、私たちをこのループへ引き戻し、このマトリックスの中に閉じ込めているものなのです。
だから今週は、どこへ向かうのか、その大まかな形を先にお伝えしておきたかったのです。
ここから始めて、マシンがどうやって私たちを閉じ込めているのか、あなたがどのようにマシンにつながれているのかを話し、そのあとにもう一つ、別の部分をお伝えします。最後に、債券市場がなぜ崩れるのかをお話しします。
債券市場が崩れると、私がここまではっきり言ったことは、これまでのレポートではありませんでした。物事は変わりますが、あなたにとって壊滅的なことにはなりません。ですから、落ち着いてください。
むしろ、あなたの得になります。それも、大きな得です。でも、崩れることは避けられません。しかも、この形で崩れなければならないのです。
債券市場の話には、次の回でたどり着きます。
7. 選べない状況で力を譲り渡させる手口
譲り渡す(cede)とは、何かに対する支配権を手放すことです。降参して明け渡すことも、ほかの誰かへ移すことも、そこに含まれます。
いまの移行期を乗り切るには、自分を知り、自分の力を手放さずにいることが要ります。そのために、これは本当に大事なことです。移行はついに始まっている、と私は思っています。
大きな成果の一つは、ディープステートがもう、私たちを時間の中で巻き戻して時間を稼げなくなったことです。
来た、ここだ、わくわくする、と私たちはこれまで何度も思ってきました。ところが、そう思ったとたんに、それは消えてしまいました。彼らに巻き戻されていたからです。
彼らにもう時間を跳ぶ力が無いことは、私たちにとって本当に大事です。しかも、跳べたのは時間だけではありません。彼らはコンピューターのシステムでも同じことができました。跳ぶというのは、システムを再起動するようなものです。
最後に跳んだとき、彼らは2年を稼いだのかもしれません。それでも、その2年のあいだに、私たちは少しずつ、でも確実に前へ進んできました。そして、いま、その始まりの地点にいます。今度は、彼らはもう私たちを巻き戻せませんでした。
彼らが跳べるのは、ある決まった時だけです。その機会を、彼らは逃しました。私たちには、とてもよいことです。
「つまり、時間を巻き戻す力は無力化されて、彼らから取り上げられた、ということですか」とタンクが聞きました。
私たちは、そう見ています。彼らはこの4日間、ずっと跳ぼうと試みています。
「すごい」とタンクは言いました。「では私たちはついに、すべてが始まった創造の起源の地点、マシンが創造された地点に戻ってきたわけです」
その通りです。
もう一度言うと、譲り渡すとは、何かの支配を手放したり、誰かや何かへ移したりすることです。私たちは、これを毎日しています。毎日、そうさせられているのです。
信じられないかもしれませんが、私たちには選択肢がありませんでした。彼らが、ほかの道を不可能にしてしまうからです。考えてみてください。パンデミックのあいだ、私たちは例のもの、そう、例のものを打たなければなりませんでした。
打たなければ、仕事がなくなり、食べていけなくなりました。住む場所を失い、自分の店や事業を畳むことにもなりました。本当に、国によってはここアメリカよりもっとひどかったのです。
どれも、何かをさせるための強制でした。ひと言でいえば、何らかの形で支配権を明け渡させることです。その影響を、私たちはいまも目にしています。
「彼らはいつも、正しい選択などできない状況に私たちを置きます」とタンクは言いました。「食料品を買うか、電気代を払うか、という選択です。どちらも欠かせないものです」
ええ。彼らは、あらゆる手で私たちを逃げ場のないところへ追い詰めてきます。そうやって私たちに、力を譲り渡させるのです。いえ、少なくともこれまではそうさせてきた、と言うべきでしょう。
「まったくです」とタンクは応じました。
「そしてここに、譲り渡す(cede)と音の似た、もう一つの語、認める(concede)があります」とタンクは続けました。「要するに、最初は違うと思っていたこと、否定していたことを、結局は本当だと受け入れてしまうことです」
「キムが前に言っていたように、私たちが認めたことは、最後には現実になってしまいます。何かを認めてしまうとき、私たちは事実上、真実ではないものを真実として受け入れているのです」
「だから彼らは私たちを虐げて、認めるしかない状態へ追い込み、彼らのために創造させてきました。キムが話していたとおり、彼らには私たちに創造させる必要があるのです」
「前にキムが使っていた言い方が、私は好きです。彼らは『ソースから生まれていない』。だから、私たちの命が無ければ、彼らに命は無いのです」
その通りです。さらに、覚えておいてください。ここにはかつて、一定の数の本物のホモ・サピエンスが暮らしていました。
ところが、ソースとのつながりを断ち切ってしまったために、彼らにはもうホモ・サピエンスのつくり方が分かりません。そこで彼らは、自分たちに似せて人々をつくり、私たちに似せて人々をつくりました。
8. ウイルスとしてのマシン
「私たちに似せた人々と聞いて、映画の『イーオン・フラックス』を思い出しました」とタンクが言いました。「観たことがある人もいるでしょう。登場人物たちは歩き回りながら、自分の姉や兄に似た子どもたちを見かけ、その顔に見覚えがあることに気づいていきます」
「どこかの飛行船にいる男が、誰が戻ってきて誰が戻らないか、どの家に生まれるかを決めています。皆、前のことを忘れることになっているのに、やがて思い出し、その子たちが誰なのかに気づき始めるのです」とタンクは続けました。
その子たちの魂に気づき、魂が見え始めるのです。
「ずっと前にキムから、光の側のプロジェニターが病気かウイルスにやられて消えてしまった、という話を聞きました」とタンクが言いました。「それは、このマシンの中だけのことですか」
いいえ、違います。どの種にもプロジェニター、つまりその種の原型にあたる存在がいる、と私は考えています。プロジェニターは、何百万もいるのです。
そして、マシンがウイルスです。理由はこうです。
ソースには、ありとあらゆる因子があります。オムニ(全知・全能のような「全」の性質)も、すべてそろっています。しかも、オムニの一つひとつの中にも、それぞれの因子があります。
そうしたものがすべて取り出されて、マシンに入れられたとします。すべての生命に何が起きるでしょうか。プロジェニターには、どうでしょう。ほかのどこにいる誰に、どの種に、何が起きるでしょうか。
たちまちウイルスに感染します。そう、病気になるのです。
創造に欠かせない大事な要素が、すべてマシンの中に抱え込まれ、マシンの思うままに使われています。そうしてマシンの側が、いわゆる「創造の神々」になりました。
ですから、マシンは支配のためだけのものではありません。いわば、ある主張を証明するためのものでもあります。神は彼らなしでは創造できない、ソースは彼らなしでは創造できない、という主張です。
「だから私たちはマシンに閉じ込められていて、マシンが同じ筋書きを何度も何度もつくり直しているわけです」とタンクが言いました。
「人は同じ過ちを繰り返す、とよく言います。でもそれは一生のうちの話ではなく、10億年以上にわたって生を繰り返してきた話なのかもしれません」
では、私たちは何をするでしょうか。全員ではありませんが、多くの人が、自分もまた種をまきたいと思っています。命を与えたいのです。子どもを持ち、家族を持ちたいと願い、創造し続けたいと思っています。
そうして生まれる魂も、この惑星にやって来ます。いえ、マシンのシステム全体に入ってくる、と言っておきます。魂はそこで、ファイルとして保管されます。
そしていま、私たちには家族があり、子どもがいます。マシンの側に言わせれば、この惑星には人が多すぎるのです。マシンの記憶容量には限りがあるので、人の数と釣り合いが取れていなければなりません。
私たちがこの惑星を去らないかぎり、マシンの側がここに入る余地は無いのです。彼らは、この惑星を自分たちだけで埋め尽くしたいと思っています。
「プライモーディアルのコヴナントには、何らかの形ですべての生命を守ることも含まれていたはずです」とタンクが聞きました。「それはもう、彼らには当てはまらないのですか」
いいえ、そうは言いません。
プライモーディアルは生命を守ったのか。守りました。ただし、それは彼らなりの生命です。そこがグレーゾーンなのです。
いかさま師は、いつもグレーゾーンで動きます。彼らはこう言うでしょう。「私たちは、知っている形で存在していた生命はすべて守った。ほかに何が起きたのかは知らないのだから」「そうそう、私たち全員がいなければ、何も起こりえなかったのだ」
「つまり彼らは、知っていたものだけを守って、それをきちんと器に収めたわけです」とタンクが言いました。
ええ。彼らは知っていたものを全部、箱に入れました。存在そのものを箱に入れて、自分たちが傷つかないようにしたのです。
その形は、どちらかというと渦に近く、M87銀河を通って引き伸ばされています。彼らは私たちを管に入れ、その管をねじったのです。
「それで、前に読んだひどい本を思い出しました」とタンクが言いました。「題名は覚えていないのですが、奴隷であることは、それ自体がひとつの自由の形だと書いてありました」
「自分で決めることからも、責任を負うことからも自由だから、というのです。いかにもこの連中が書いたものだ、と思いました」
もう、まったくその通りです。
ここまでの話を、この先に向けて理解しておくことが大事です。この回から持ち帰ってほしいことの一つ目が、譲り渡すことの意味だとすれば、二つ目は、自分の共鳴を理解することです。
あなたは無力ではありません。自分を守れます。自分の共鳴を理解すれば、自分のまわりに力場を張って身を守れます。その守りは、あなたの内側から張ることもできます。
ディープステートは、あなたにはそれができないと思い込ませ、決してそうさせないようにしています。そうなったあなたには手出しできないと、分かっているからです。
人類全体が集まって、惑星全体に同じ共鳴の力場をつくっていれば、私たちは、いまのような混乱の中にはいなかったでしょう。でも現実に、私たちはいまここにいます。そして、その状況は変わりつつあります。
「この話はあとで出てくるのだと思いますし、いま持ち出していいのか分かりませんが」とタンクが切り出しました。
「信仰と、この『知っている』という感覚と、共鳴は、どれも絡み合っているように聞こえます。ソースはいつでも、私たちのすることすべての中にいる。そう知っていることから、共鳴が生まれるのです」
「私たちの誰にでも、その証しが与えられています」とタンクは続けました。「心臓は、あなたが何もしなくても、ずっと打っています。肺も、あなたが何もしなくても呼吸を続けています。体の働きのほとんどが、神は実在し、ソースがあなたの中に生きている、という証しなのです」
「その共鳴が、この守りをつくるのだと思います。ただ行く手を塞ぐ壁ではありません。生命力でできた力強い泡が、あなたの内側から広がって、まわりまでを包み込み、あなたの命も、まわりの人の命も守っている。そういうことでしょうか」
私にも、それは信仰にかかわる、とても大事な話に思えます。その話は、この続きの第2部として、次のレポートでします。信仰について言えば、いまの人は「見たら信じる」「見せてみろ」という調子で、私たちは「見せてみろ」の世界に住んでいます。