上つ巻

第5帖

富士とは神の山のことです。
神の山はすべて「富士(二二)」と呼ぶのです。

見晴らし台とは、身を張らす場所のことです。
身を張らすとは、自分の身の内を神の力で満たすことです。
人々の身の中いっぱいに、
神の力を張り巡らせるのです。

大庭(おおにわ)の富士、
つまり世界中にある神の山々を探してみてください。
そこから神の米が出てきます。
神の米とは先天(せんてん)の気、
身体を内から満たす神の霊のことです。
それを大切にしてください。

富士を開くとは、心の中に神を満たすことなのです。

ひむか(日向)とは神を迎えることです。
神を迎え入れた人は、そのまま神の使いとなり、
神とともに働く者となるのです。
ひむかは神の使いですから、
九の道(苦の道)を早く明らかにして、
伝えてください。
不調和も自己犠牲も、実は悪の仕組みなのです。

ひむかのお役(やく)は、
人の病を治して神の方へ向かわせることです。
この道理をよく心得て、
間違いのないように伝えてください。