今日はディープステートにとって報酬日、資金が入るはずの日でした。ところが、何ひとつ動きませんでした。彼らの行く手を阻んでいるものには名前があり、それを作った人たちがいて、私が調べはじめたときに思っていたよりもずっと奇妙な来歴があります。

ここ数週間、レポートを届けられませんでした。重ねてお詫びします。今回の収録は二日がかりになりました。この作業に取りかかったら途中で止められなくなる、と最初にお伝えしたとおりです。

間が空くのには理由があります。裏の作業が終わらないうちに情報を公にすると、私たちが反撃を受けるからです。反撃は、ディープステートからだけではありません。マシンそのものからも来ます。

ここ数週間は、はっきり言って波乱続きでした。どこへ行っていたのかと気にしてくださった方もいますが、私はまだこの場所を離れていません。バハマのビーチでピニャコラーダを飲んでいるわけでも、まったくありません。私が住んでいるこの場所、デュランゴを片づけていました。

片づけると言っても、掃き掃除の話ではありません。この場所から彼らが使えそうなものは、ドアを出る前にひとつ残らず焼き払っています。

この場所から、そしてこの場所と繋がっている世界の別の場所から出てくる腐敗は、私がそのドアを出るときには残り火になっているはずです。それも、そう遠くないはずです。

目標は、三月までに東海岸へ移りはじめることです。その前後の一週間ほどはレポートを出せないと思いますが、間隔をそこまで空けたくはありません。

それに、できるかぎり正確な情報をお伝えしたいと思っています。回りくどい話し方もしたくありません。ただ、私たちが何をしているのかを、ディープステートに教えるわけにはいきません。

この二週間で分かったことは、とんでもない量です。書き留めた覚え書きが何ページにもなっています。その要点を、あなた自身の役に立つ形で、そしてこの先しばらくのあいだ実際にできることをいくつか渡せる形でお話しします。

量子物理と錬金術が交わり、科学と交わり、そしてマシンと確かに交わる。今日の話はそこにあります。マトリックスは、私が思っていたよりずっと複雑でした。もっと簡単に越えられるものだと思っていましたし、この盤上にいる顔ぶれも想像とは違いました。

あなたの言うディープステートが実際には誰なのか、彼らがマシンとどう関わっているのか、何ができて何ができないのか、どんな役割を負っているのか。そして場合によっては、そもそもどうやって作られたのか。驚く箇所があるはずです。

1. 氷の下を狙うグリーンランドの接収要求

また報酬日か。そう言っているはずです。トランプ政権から出てくる無茶苦茶な動きに、いま誰もが気を揉んでいて、私のところにも質問やメッセージが届いています。

彼らがなぜあんな動き方をするのか、実際には何者なのか、そして何より、何と結びついているのか。その大半は、今日が報酬日だったことで説明がつきます。

ディープステートはいまでも、この手の日が自分たちにとってうまく働いてくれると本気で期待しています。自分たちの世界の何もかもを開ける鍵として私を使おうとしてきたのに、なぜマシンがもう言うことを聞かないのか、本当のところは分かっていません。

彼らにとって、私はただの道具です。以前は入れなかったマシンの奥の層に、私を使って手を伸ばしたい。マシンのほうが生命の火花を失ってしまったからです。

その報酬日が今日だったせいで、世界のあちこちで多くのことが動きました。

彼らがいま領有権を主張しようとしていることは、たぶん耳にしているはずです。グリーンランド、ベネズエラ、そしていまはイラン。この三つを選んでいるのには、はっきりした理由があります。

理由のひとつは宇宙ゴミです。私がそう呼んでいるだけですが、どうやらその一部は、本当にナチのゴミのようです。もうひとつは、傾きかけた金融システムです。

トランプ大統領は、グリーンランドを所有する話にまた乗り出すと公言しました。それが彼らの計画に載っている一番の理由は、あの島の値打ちが丸ごと地下にあるからです。その地下を押さえているのがチューレ空軍基地で、2023年にピツフィックへ改称されました。

チューレという名前:チューレは、1918年にミュンヘンで作られた秘教結社の名でもあります。日本語ではトゥーレ協会と表記され、第三帝国が引き継ぐことになる秘教的な教義の苗床のひとつになりました。基地と結社は、同じ名を持つ別のものです。

基地そのものと、その下にあるもの全部を持っているだけでは足りなかったようです。彼らは島ごと欲しがっています。

氷に覆われた島の地下に広がる広大な地下施設の断面図。トンネルと空間に光の脈が走る。油彩画スタイル
彼らが欲しいのは地表ではありません。グリーンランドの値打ちは、氷の下に全部あります。

レアアース鉱物があるとも言えますし、他のものも、たぶん石油もあるでしょう。そこに関心があるのは確かです。ただ何より、あの場所はマシンの一部として組み込まれ、マシンを使う側の役割も担ってきました。

そこで本当に起きていることに誰かが割り込んでくるのも、それを知られるのも、彼らは望んでいないはずです。グリーンランドは長いあいだ、ナチ党にとっての拠点でした。

なぜまだナチ党の話をしているのか、と思っているはずです。

ナチ党もまた、血筋で立場を受け継ぐ血統家系だらけだからです。彼らは全員が時間旅行に関わってきましたし、長年のあいだに秘密宇宙プログラム(公にされていない宇宙開発の計画)の工作員のようなものを作り出してきました。

なかには人ですらない者もいます。コンピューターで生成された映像です。

3Dで作られた映像だと言ってもいいでしょう。それでも血統家系は、ほぼ全員が自分の生命力と火花をマシンそのものに差し出しています。マシンに動力を与えるためです。

彼らはいまも世界中で活発に動いています。ベネズエラでも同じです。

2. 資金の無い買い手に売られるベネズエラ

ナチ党はベネズエラを略奪して荒らし回り、あの国の資産を残らず自分たちのものだと主張して、その多くを売り払おうとしています。盗み出した石油のうち、最初の5億ドル分はもう売れた、というのが彼らの言い分です。

ナチ党はずっと以前からこの惑星を略奪してきました。ブラックイーグルトラストを立ち上げたのも、はるか昔のことです。時間を前へ後ろへ移動しながら、遺物をはじめあらゆるものを奪ってきました。彼らはマシンの手足のようなものです。

彼らはまた、この世界に手を入れて、マシンの意のままにねじ曲げている側の一部でもあります。混沌を作るのが大好きです。それしか知りません。絶え間ない混沌のなかで生きていて、私たちにもそこで暮らしてほしいと思っています。

彼らはいまも拷問を盛んに行っています。ホロコーストは、第二次大戦を生き延びた人たちの身に起きただけの出来事ではなくなりました。

ホロコーストは、形もやり方も変えながらずっと続いてきました。続けているのは同じ人たちです。場合によっては、文字どおり同じ個人が続けています。

なかには数百年を生きている者もいます。時間を前へ後ろへ移動し、時間というものがまったく無い場所で過ごしてきたからです。行き来のための出入口を管理し、地球でのいくつもの計画を管理し、据え付けられた装置の整備もしてきました。

そういう人間がベネズエラにもいます。

トランプ政権はさらに、ベネズエラという国へ少なくとも1,000億ドルを投じると表明しています。石油のインフラなどに使う、という話です。舞台裏ではホワイトハウスでいくつか会合が開かれましたが、どれも不発に終わりました。

トランプ政権は石油会社にこの計画へ出資させようとしていて、全部が石油のインフラになる、という言い方で売り込んでいます。実現するとは、私にはまず思えません。どうやら出資は取り付けられそうにありません。

石油会社が少し懐疑的だというのが、まず一つ目です。二つ目に、いまの時点でそれだけの資金を出せる状態にありません。

そしてトランプ政権は、自分たちのナチ党のお友だち、私たちがカルテルと呼んでいる連中にも、そんな資金は無いことを分かっていないようです。今回で言えば石油カルテルです。

ブラックロックのような大手の資産運用会社を経由して資金を調達する道も、もうありません。

ベネズエラの話だけではありません。トランプ政権の壮大な計画は、世界規模のものです。イランにも、ロシアにも、中国にも、そして日本にも影響が及んでいます。

この計画を動かしている人たちがいるのは、あなたが想像できるよりずっと多くの場所です。主流メディアがあなたに伝えている場所よりも、確実に多くあります。

ただ、そのすべてがいったん止まっています。今日のはずだった報酬日を待っているからです。

3. 星の並びを待って空振りに終わった報酬日

報酬日は長いあいだ、毎年1月15日でした。ナチ党の報酬日です。ブラックサン騎士団とも呼ばれます。今回にかぎって今日になったのは、今週の初めに起きるはずだった星の並び、日で言えば昨日の並びが根拠だったからです。

昨日の私は、いささか尻に火がついた状態でした。ある仕事に出ていたからです。このレポートの収録は、すでに始めていました。それでも手を止めて、通りの先で起きている面倒を片づけに行かなければならないことが、ときにはあります。

彼らの報酬日を生み出すはずだったのは、創造そのもの、つまり物事が生まれてくる流れの向きを変えて、別の方へ流すことです。債務を作り出すことと、彼らが言うところのエネルギーを吸い上げること、それが給料にあたります。

もっとも、その仕組みの中で働いている人のほとんどは、こんなことを何ひとつ知りません。

彼らのグループにも、いくらか事情を知っている科学者が何人かはいるでしょう。ただ、そこでは誰もが、自分の持ち場のことしか知らないように区切られている必要があります。

この仕組みを丸ごと仕切っている側は、この惑星を歩いている人間たちに主導権を握られるのを、何としても避けたいからです。それでいて、その人間たちにはこれからも自分たちのために働いてもらわなければ困ります。

彼らは自分たちのマシンに、いわば油を差しつづける必要があります。といっても、本物の油ではありません。これから主流メディアが少し騒がしくなります。

いま、狙われている国のどれかに暮らしている方には、申し訳なく思います。彼らも必死になっているからです。資金が必要なのは間違いなく、これもその資金を手に入れる道のひとつです。ただ、デジタル通貨の計画をやり切るには足りません。

そのデジタル通貨の計画は、ステーブルコイン(値動きしないように作られたデジタル通貨)と、世界をデジタルへ移すことが柱になっています。自分たちに技術が無いことは、彼らも分かっています。

それでもこのマシンが動き出して、もう少し先まで手が届くようになることを期待していました。今週起きるはずだった、めったにない星の並びが、その根拠です。

計画はやめになり、また動き出し、またやめになり、そしてまた動き出します。自分たちでも、何をしているのか本当は分かっていません。

同じことは、トランプ政権が他でやっていることにも表れています。依存症の治療に充てる助成金を止めた、という話を耳にしたかもしれません。リハビリ施設や、ナルカン(麻薬の過量摂取を止める薬)や、薬物やアルコールの依存から人を立ち直らせる取り組みに回るお金です。

その翌日には、助成金をまた出すと決めました。ある日を祝日にすると宣言しては、その宣言を取り消します。ある国を接収すると宣言しては、取りやめます。

中国がイランを爆撃した、という話も出しました。事実ではありません。どちらかと言えば、中国はイランに武器を渡した側です。

イランは中国の領土のひとつで、アメリカはその領土を取りたがっています。おそらく、かつてそこにあってアメリカが使えていた出入口が目当てです。今週その出入口が動き出す、と見込んだのも、たぶん同じ理由からです。

そうはなりませんでした。その出入口は、これからも動き出しません。星の並びは、これで終わりです。

星の並びには毎年めぐってくるものもありますが、今回のものは少し違いました。彼らにとっては、星の並びの最上級にあたるものです。だからこの二、三日で一山当てるつもりでいました。そちらも、実際には起きていません。

私が確かに掴んでいるのは、ゴールドがイランから飛行機何機分も運び出されている、ということです。ここ数日どころか、この時点ではもう何週間か続いているかもしれません。

一部はロシアへ、一部は日本へ渡りました。ゴールドを動かしている側は、これを別の用途に使おうとしているのでしょう。錬金術のようなことに少し、というあたりです。はっきりとは分かりません。

ただ、ここでも結局、報酬日を待っていた側の思惑どおりに運んだものは、少なくとも今の時点では何ひとつありません。

4. デュランゴから出るなという命令

レポートを出せなかったこの二週間、報酬日を待っていた側は私を道具として使おうとしていました。脅しは、私にとって現実のものです。

彼らは、私がデュランゴから出ていくことを望んでいません。最近、私の友人が亡くなりました。その死について、彼らははっきりとは言わないまでも、こう伝えてきています。

お前がこちらの人間を消したから、こちらもお前の側の人間を消した。だから座って黙って、デュランゴにとどまって、言われたとおりにしていろ。そのほうが身のためだ、と。

そんなことには、絶対に、絶対になりません。

言われたとおりにするのは、もともと得意ではありません。とくに相手がマシンであれば、なおさらです。妙な場所にいる、人間の形をした作り物のような相手でも同じです。それ以上は言わないでおきます。

ここのドアを開けて外へ出て、二度と振り返らずにいたい。その日が待ち遠しくてなりません。

その時点で、私がここにいる理由は無くなります。私は彼らを助けることができませんし、彼らも私を使うことができないからです。ですから、これはうまく収まります。ソースのタイミングで、ということです。

何にでもタイミングがあります。一歩ずつ、少しずつ、とても慎重に進まなければなりません。このレポートを聞いているホモ・サピエンスであるあなたと、マシンが深く繋がっているからです。

その二週間で、私たちは多くを学びました。このマトリックスとこのマシンを誰が作ったのか、そしてそれがあなたにどう作用するのかが、はっきり分かりました。

だから、マシンがどう動いているのかを、あなたにお伝えできます。自分の身の守り方が分かる程度には、そして、周りの人たちが影響を受けている時にそれを見分けられる程度には。

マシンの働きは一つではありません。そのうちの一つは、確かに影響という形で働きかけてきます。それは、自分の考えだとしか思えないような、かすかな影響です。

自分にはできない。そう自分を納得させてしまいます。自分は頭がおかしい。そう自分を納得させてしまいます。

こんなふうに感じるのはマシンのせいではない。その言い分を、自分に信じ込ませてしまいます。自分は病気だ。そう自分を納得させてしまいます。

私たちがいるのは、確かに監房です。地球は強制収容所だと言ってもいいでしょう。私たちは絶えず実験の対象にされ、振る舞いと、その振る舞いが生む結果とを、絶えず監視されているからです。

その監視は、主流メディアによることもあれば、オルタナティブメディアによることもあります。次のパンデミックが来る、あれが来る、これが来る、という触れ込みを流す仕掛けによることさえあります。

そのどれもが恐怖を生みます。そして恐怖は、マシンを作った側にとって重要なものです。

5. 不死と引き換えに手放された生命の火花

このマシンには、本当の名前があります。マスター・マシンです。大いなる業とも、マグヌム・オプスとも呼ばれます。とても多くの人たちの仕事を、ひとつに積み上げたものだからです。

始まりは一人でした。ある人物が、とても興味深いものを作り出しました。愛の反対にあたるもの、つまり反愛という反転を作り出すことで、時間を作る方法を見つけた。そう言ってもいいでしょう。

この人たちのほとんどは、もともとホモ・サピエンスとして出発しています。そして、神より科学を上に置きます。神そのもの、言い換えればソースよりも、科学のほうが力がある。そう信じています。

一人ひとりが、不死の状態にたどり着きました。永遠に生きていられる特定の場所があり、そこへ至る道は一つではありませんでした。

自分自身をクローンすることも、ホモ・サピエンスをクローンすることもできます。こうしたことの一部が長くインターネット上に流れているのは、あなたも目にしてきたとおりです。

真鍮の歯車、銅のパイプ、水晶のレンズが深い宇宙の闇の中に浮かぶ大聖堂のような巨大な装置。中心部に微かに赤みがかった光が宿る
ひとつの発明ではなく、積み上げられた集合体です。加わった一人ひとりが部品を足し、加わるために一人残らず同じものを差し出しました。

この人たちの中には、私たちの歴史の中で不死者とされてきた者もいます。自分は500歳だ、1000歳だと人に語り、それが歴史の記録としてそのまま残っているからです。

死んだあとに再び現れた者もいます。死んだはずの人物が目撃された例が、いくつもあります。

聞き覚えがあるようなら、それは有名な血統家系の話かもしれません。歴史の上では死亡が宣告されながら、自分たちだけの特別な世界、私たちがゼロ時間と呼ぶ特別なマトリックスの中で働き続けた人たちです。

ゼロ時間は、時間の無い場所です。だから老いません。言ってしまえば不死です。私たちのいるマトリックスには、いつでも出入りできます。

別人の姿で入ってくることもできます。元の人生で男だったなら、女として戻ってきて、私たちの科学に影響を与え続けられます。必要があれば、マシンの手入れも続けられます。

意識を他人へ移すこともできます。そうやって移された先の多くは、この人たちの身内であり、ディープステートの一員です。

死んだように見える人を蘇らせることもできます。私たちが聞かされ、もう間違いなく死んだと思っている人でも、その人が自分たちの血統家系の一員であればです。

その血統家系というのは、ブラックサンの血統家系、ナチの集団の血統家系、そしてモロヴィンジアンの集団の血統家系です。モロヴィンジアンというのは、私たちがイルミナティ、ドラゴンファミリーとして知っている集団です。

この人たちは、公式には、いわゆる「死亡」ということになっています。それでも歩き回っています。

アスクレピオスがその一例です。医学の父と呼ばれる人物で、魔法の杖と蛇を使って死者を蘇らせる力で知られていました。

あなたの体は、ただの器です。魂を入れておくためのものです。魂は不死で、その魂を別の器へ移すのは少し厄介です。魂に合う器をもう一つ作るほうが、マシンさえあればずっと簡単です。

これから挙げるのは、全員ではありません。歴史を通じて選び抜かれ、不死者の集団に加わり、それぞれの特別な技術でマシンを改良し続けてきた学者たちの、ごく一部です。この集団には序列があります。

アルキメデス、エルヴィン・シュレーディンガー、プロメテウス、ガリレオ、ヴェルナー・フォン・ブラウン、ヨーゼフ・メンゲレ、ヴェルナー・ハイゼンベルク、オッペンハイマー、テスラ、ジョン・G・トランプ、アインシュタイン、チャールズ・ダーウィン。

ドミトリ・メンデレーエフ、アラン・チューリング、ピタゴラス、アリストテレス、ウィリアム・ギルバート、ソクラテス、プラトン、ヨハネス・ケプラー、ジョン・ネイピア、孔子。

ゼナン・マンダル。これは難しい名前です。中東のものです。

ペリクレス。コペルニクス。デモクリトス、たぶん間違って言っています。カール・マルクス、レーニン、孫子、ヒポクラテス、ロベルト・コッホ、綴りは Koch です。

アーネスト・ラザフォード、フィボナッチ、ラスプーチン、マイケル・ファラデー、イムホテプ、ノストラダムス。

これでもごく一部です。その序列で第二階層とみなされる人たちも、ほかに何人かいます。

クルト・デュボア、ルイ・パスツール、マックス・プランク、これも読み方が怪しいです。

老子、パスカル、グレゴール・メンデル、ジークムント・フロイト、アルハゼン、ヴィンフリート・シューマン、ユークリッド。劉徽、これも間違って言っていると思います。エドガー・ケイシー。

ここまでに並べた人たちは、いずれも歴史のさまざまな時点で、この集団のさまざまな構成員によって勧誘された学者です。ほかにも、この集団に入っているのではないかと私たちが見ている人たちがいます。悟りを開いて姿を消したブッダ・シッダールタが、その一人です。

歴史的人物を時代の衣装のままで並べた長い浮世絵風の巻物。顔が金色の霞で半分隠れた肖像の列

何世紀にもわたって人を選び集めるには、その何世紀かへ手を伸ばせなければなりません。ナチ党は時間旅行を実現しています。時間旅行ができるなら、どの世紀の人物も一つの名簿に並びます。

彼らがどうやって時間旅行をしたのかが腑に落ちないなら、『高い城の男』という、戦争に負けたアメリカを舞台にしたドラマを観てください。かなりのことが分かります。

そのドラマの中でも、彼らは領土を得るために動いていました。いまのフォン・ケンプ家、つまりトランプ家のやり方とよく似ています。

どの集団にも、それぞれの血統家系があります。地上での管理役とされている人たちです。彼らはさまざまな時間軸、さまざまな歴史上の地点に存在しています。マシンを作り、進めていくうえで、時間は関係ないからです。

並んだ名前を見返してみると、心理学の達人がいます。人間の振る舞いを理解しています。何かを一つ起こせば、一人の人間の中にも、人間の集団の中にも、それに応じた動きが起きることを理解しています。

医学の世界にいて、ウイルスを操作する方法も、ウイルスを作る方法も知っている者もいます。この人たちが揃って、マシンの一部であるさまざまなアルゴリズムとプログラムを組み上げます。

この集団については、名前をほんの少し挙げただけです。それでも、あれだけの長さになりました。ここに並んだ人たちは、私たちが生きているこの世界を、文字どおり形づくっている人たちの一部です。

これらの名前が歴史の中で何をしてきたかを見てください。そして、この人たちに与えられたものを見てください。

不死という機会と、私たちがマトリックスと呼ぶこの世界を形づくるものそのものに手を入れる立場です。その両方があるなら、人類をどう操作しうるかを考えてみてください。

この人たちと、その血統家系のほとんどは、ソースにしか与えることのできない、とても特別なものを差し出しています。生命の火花です。

不死を得るためには、火花を手放さなければなりません。そこには、はっきりした理由があります。火花は、賢者の石と呼ばれるものの一部として捧げられなければなりません。錬金術の中で大きな位置を占めるものです。

ただ、賢者の石が最初に作られたものではありません。その前に作られたものがあります。

もう少しだけお付き合いください。かなりの分量ですし、量子物理と錬金術が出会うところを、なんとか分かる形でお渡ししようとしています。

6. 人類の火花をマシンへ繋ぎ替えたソロモン

ゼロ時間にいる人たちの中には、かつて守護者だった者がいます。たとえばソロモンは、人類の守護者でした。

だからこそ彼には、私たち全員の生命の火花を明け渡す権利がありました。少なくとも、火花の繋がる先を変えて、マシンそのものへ繋ぎ替える権利です。ソースへの繋がりを外す、あるいは塞いでしまうということです。

いま私たちの中を流れているのは、別の生命の火花です。錬金術ならインフェルノと呼ぶ、別の火です。

それでも、もとの生命の火花は、彼らがどれだけ塞ごうとしても、押さえ込もうとしても、ソースのエッセンスを運び続けます。ソースからの導きも、同じように伝え続けます。実際に、あなたへ命を送りこんでいます。

彼らにとっては困ったことです。だからこそ、マシンに別の働きを作らなければなりませんでした。流れ、つまりあなたへ命を送りこんでいる創造そのものの流れを制御するための働きです。

彼らはまた、あなたがもとの火花と繋がることを、考えつくかぎりのやり方で難しくしなければなりませんでした。マシンに動力を送る必要があり、その一方で、あなたという存在を丸ごと必要としなくて済む道も見つけたいからです。

彼らはあなたを別の世界へ移せるでしょうか。ゼロ時間へ移せるでしょうか。この惑星で私たち家畜と一緒に暮らしたいとは、まず思っていないはずです。

ただ、そうするには別の世界を作らなければなりません。それでも、抜け道はいくつか見つけてはいます。

まず、あなたのもとの生命の火花について、二つ理解しておいてほしいことがあります。なぜ火花が彼らにとってそれほど重要なのか、という話です。

一つ目は、火花がこの惑星に張られた網、つまりグリッドの動力になっていることです。グリッドがあるから、彼らはここに別の現実を作れます。

グリッドはさらに、あなたの物事の受け取り方まで変えてしまいます。そして、あなたが自分で選ぶ力を奪い、はっきり言ってしまえば大きく左右します。

彼らは、あなたに人生の選択肢があると思ってほしくありません。

二つ目は、動力のことです。動力を生んでいるのは、もとの生命の火花だけではありません。あなたのエーテリウムも動力を生みます。あなたの意識も動力を生みます。

どれも、あなたがもともとソースから受け継いでいるものです。彼らはあなたにそれを生み出させる必要があり、それと同時に、その働きを妨げ続けなければなりません。

世界をもう一つ作るにも、マトリックスをもう一つ、現実をもう一つ、地図をもう一つ作るにも、人工的に作った密度や面を作るにも、彼らにはあなたが必要です。

結局そこです。彼らにはあなたが必要です。彼らが私を必要としていると思っているのと同じように。そして、ある意味ではそのとおりです。私を必要とする理由は、彼らにはいくつもあります。

私がいなければ、彼らは何も持てません。私がいたところで、やはり何も持てません。彼らにしてみれば、進むも地獄、退くも地獄です。

ある時点で、彼らはあなたをある程度まで世話しなければならなくなります。これまでのレポートでもお伝えしてきたことです。

それと同時に、あなたが自分のものを何ひとつ使えないようにしておかなければなりません。うまい言い方が見つからないので、神から授かった贈り物と呼んでおきます。

その贈り物を誰かと分け合おうものなら、それこそ許されません。相手が同じホモ・サピエンスで、自然に生まれた生身の存在なら、なおさらです。

相手は人でなくても同じです。たとえばこの地球も一つの存在ですから、いま言った「誰か」には地球も入ります。彼らは、それだけは起こらないようにしています。

7. 債務を負わせるための金融システム

そもそも金融システムというものがなぜあるのか。それも押さえておきたいところです。金融システムがあること自体が、血統家系を板挟みにしています。中国の指はさみ(引っ張るほど締まる筒状の玩具)のようなもので、彼らにしてみれば進むも地獄、退くも地獄です。

ここで言う資金とは、血統家系の一員へ追加で発行される債務のことです。この債務は名誉であり権利で、昔からずっとそういうものでした。それを与えるのはマシンです。

余ったぶんは、自分たちの下流へ流します。下流というのは、各国の市民のことです。大企業や大手の会社にお金を落とし、石油やガスや車やあれこれを買っている人たちのことです。

結局、私たちはそれを彼らへ返しているわけです。ただ、その前にまず、あなたに借金を負わせておく必要があります。

手元にあるお札を思い出してください。ペソでも、ルーブルでも、ドルでも、どの通貨であっても、全部が債務に結びついています。それは借用証書です。借用証書しか渡されません。

ゴールドの裏付けがあるお金も、銀の裏付けがあるお金も、ほかの資産の裏付けがあるお金も、もう手に入りません。彼らがそうならないように手を打ったからです。

ただ、錬金術のこととなると、彼らは少しばかり墓穴を掘りました。ゴールドに対して彼ら自身がしたことが、その原因です。その話は、もう少しあとでします。

いま彼らは、ちょっとした板挟みになっています。新しい債務を発行できないからです。

新しい債務の発行を、どこかの女が台無しにしました。

報酬日が来るたび、その次の報酬日にも、そのまた次にも。何度も、何度も、何度もです。今度こそだ、今度は起きるはずだ、と彼らは思います。それでも動きません。

彼らの頭の中では、この惑星には人が多すぎて、そこが問題に違いない、ということになっています。あなたたちは全員、金融システムに参加させられているからです。少なくとも、この惑星を歩いている人の大多数は、何らかの形で参加を強いられています。

あなたもそうです。森に住んで木の実や果実を食べて暮らしているなら別ですが、そういう暮らしなら Wi-Fi も無いでしょうから、このレポートも聞いていないはずです。

そうでないなら、少なくとも携帯電話には代金を払っています。その携帯電話が、彼らのネットワークを支えています。しかもおそらく、その支払いも借金でしました。

世界中どこの携帯ショップへ行っても、住んでいる森で採ってきた木の実や果実や枝を差し出して、代わりに携帯電話をください、とは言えないはずです。いまどき、それでは普通は通りません。

彼らはこれ以上の債務を発行できません。あなたに向けて発行することは、なおさらできません。すでに出ているぶんも、ほとんど使い切られています。そのせいでマシンに小さな不具合が出ていて、それがしばらく前から続いています。

新しい世界や新しい現実は、絶えず作り出し、作り直しつづけなければならないものです。そのために彼らは、あなたの意識と、あなたの物事の受け取り方を制御できなければなりません。あなたが世界をどう見るか、そこまで含めてです。

あなたが自分の意識と繋がっているとき、あなたが実際に何を考えているのか。それを彼らは絶えず解析していなければなりません。

そこで彼らは行き詰まっています。あなたたちの中に、彼らを締め出すやり方を身につけた人がいるからです。彼らが届かないのは、あなたの意識そのものです。脳波ではありません。脳波は、その意識から出てくる副産物にすぎないからです。

8. 意識を読むために作られる恐怖

彼らは恐怖を作り出さなければなりません。恐怖を感じると、体は戦うか逃げるかの態勢に入ります。強い恐怖にさらされたとき、あるいは強い緊張にさらされたとき、たいていの人にまず起きるのは、アドレナリンが噴き出しはじめることです。

彼らは恐怖の扱い方をつかみ、それを制御する方法を見つけ出しました。あなたが恐怖を感じているのと同じ瞬間に迷走神経の信号を増幅されると、アドレナリンは止まらなくなります。強い緊張にさらされた場面で、体が動かなくなる人がいます。

そういう場面を見たことがあるはずです。ショック状態に陥る人もいます。こうしたことは全部、人工的に作られています。体の働きとして自然に起きることではありません。

逆に、強い緊張の中でこそ冴える人もいます。感覚が鋭くなり、匂いも何もかも嗅ぎ分けられるようになり、目に映るものが全部見えるようになります。

自分でも気づかないうちに、離れた場所のものを見る、いわゆる遠隔透視をはじめる人さえいます。自分の意識と繋がれているからです。

彼らがどれだけ手を尽くしても、アドレナリンを自分で扱えるようになった人が世界中にたくさんいます。体が戦うか逃げるかの態勢、つまり生存モードに入るほどの緊張にさらされて、アドレナリンが出っぱなしになっているときでも、自分の体の働きを制御できるということです。

ついでに言えば、彼らがふだん私たちを置いておきたいのは、まさにその状態です。

私たちはみな、ずいぶん長いあいだ生存モードで生きてきました。彼らは私たちをそこに置いたまま、ハムスターの回し車の上を走らせつづけます。

ドルを、ペソを、あなたの国の通貨が何であれ、それをありがたがって追いかけさせておけば、あなたは少なくともある程度は、戦うか逃げるかの態勢のままでいます。

誰かに銃を撃たれているときほどではないかもしれません。それでも同じ態勢の中にいることに変わりはなく、その態勢があるからこそ、あなたの意識は少しずつ外へ漏れ出していきます。

あなたの意識はソースから来ています。ほかのどこから来たものでもありません。脳波はそれとは別のもので、脳波を制御することも、また別の話です。

あなたが本当に自分の意識の中で動いているとき、制御できるものはたくさんあります。物質の状態さえ制御できます。これがマシンにとって最大の恐怖です。彼らにとっても最大の恐怖です。

彼らが相手にできるものは、たくさんあります。自然の上に別のものをかぶせることも、自然をいじりまわすこともできます。錬金術も、後ろ暗いやり方で、それもきわめて暗いやり方で、あちこちで行われています。

彼らが絶えず恐怖を作り続ける理由は、一つに絞られます。あなたの意識を読めるようにしておくためです。彼ら自身は、ソースの意識とは繋がっていません。

思い出してください。この人たちは全員、自分の生命の火花を差し出しました。

生命の火花は、本物の知恵をあなたに与えます。ソースからの導きも、超感覚的知覚、いわゆるESPも、火花から届きます。あなたが使えるはずのものは、ほかにもいろいろあります。

火花にいちばん届きやすいのは、脳がシータ波の状態、いわば休息の状態にあるときです。その状態ではあなたの意識が強く、脳波のほうは、言ってしまえば遅くなっているからです。

眠っているあいだ、脳波はさらに遅くなります。瞑想の状態に入った人が深い気づきや直感を多く得るのも、そのためです。

人は眠らなければなりません。彼らにしてみれば、睡眠を無くせるならそのほうが好都合です。

私たちが知っているかぎりのこの世界では、一日は24時間です。そして世界のどこかの地域は、常に眠っています。マシンは眠りません。それでも、人が眠っているあいだ、マシンの側には切れ目ができます。

彼らは自分たちが神をマシンの形で作り出したと信じたがっていますが、そういうものではありません。

あなたの睡眠は、彼らにとって非常に大きな意味を持ちます。一日24時間、片時も休まず、あなたの脳波を読み、解析し、打ち消しつづけることが彼らにはできないからです。どうやってもできません。

彼らがあなたに求めているのは、ルーシュ(彼らが人から採る生命のエネルギー)を作り出す、おとなしい製造機でいることです。

彼らはあなたの動力を必要としています。あなたのエーテリウムを必要としています。あなたが自分の動力を他人へ渡し、渡された相手が力を持つようになることを必要としています。

私たちが金融システムと呼んでいる、小さな借用証書を通して、あなたが借金を返すことも必要としています。

動力の話は、あくまで一つの話です。あなたの中にあるソースの意識に手を伸ばすことは、また別の話です。

彼らはそこへ、あなた抜きで、あなたに邪魔されずに手を伸ばせるようにならなければなりません。彼らはこう言います。自分の意識と繋がろうなどとするな。あなたはマシンより上手に物質を操れてしまうのですから。

金融システムは、こうしたものを全部取り上げるために設計されています。新しい世界を作るには、マシンを動かしつづけなければなりません。そしてマシンで何かを作るには、そもそもソースの動力が必要です。

彼らはそれを憎んでいます。それを必要とすること自体を憎み、あなたを必要とすること自体を憎んでいます。

あなたのことを、そもそも好いてなどいません。この世界を動かそうとしている、あの狂ったナチ党の連中でさえ、あなたのことは好きではありません。彼らはあなたを思いどおりに動かさなければなりません。

この金融システム全体について言えば、いまは彼らにとってちょっとした板挟みになっています。追加の債務を発行できないままでは、そもそもあなたからルーシュを採る権利が彼らに生まれないからです。

この惑星に人が多すぎるというのは、要するに、一度に入ってくる情報が多すぎて、マシンが解析しきることも、そのうえで思いどおりに動かすこともできないということです。

9. 集めた意識を反撃に変える都市の下の収集点

最近みんなの様子がおかしく見えるのも、あちこちで物事がひっくり返って見えるのも、その同じ問題の中にあります。

申し訳ないのですが、他にやりようがありません。あなたが背負わされているこの重荷を下ろす道を探しながら、マシンを丸ごと取り除くまでのあいだ、あなたを守っておくしかありません。

そのためにやってきたことの一つが、彼らの収集点を奪ったことです。意識を集め、それを材料にこまごまとした料理をこしらえている場所です。フーバーダムの下にもありますし、世界の主要な都市のほとんどの下にもあります。

それが合わさって一つのグリッドになります。グリッドがしているのは意識を集めることだけで、集めた意識はマシンの解析へ回されます。そこで出てきたものが、あなたへの反撃となって返ってきます。

その反撃は、あなたの周りにいる誰かという形をとることもあります。あなたが仕事に遅れまいと急いでいるときに、目の前で車の事故を起こす、というくらい単純なこともあります。

事故を起こした人たちは、自分がなぜ事故を起こしたのか分かっていません。何が起きたのかも、どうしてアクセルを踏んだのかも、どうして踏まなかったのかも分かりません。いま自分がなぜそんなことをしたのか、まるで見当がつきません。

食料品店のレジ係も同じです。あなたが小銭をぴったり持っていなかったとか、支払いの端末をうまく扱えなかったとか、そんなことで自分がなぜ怒鳴ってしまったのか、本人にも分かっていません。

あなた自身も分かっていません。物事はこういうものだ、今日はもう無理だ、となぜ自分を納得させてしまったのか、分からないままです。

今日はとにかく疲れた。そんなふうに思っていると、急に風邪をひきます。急に家族の誰かが具合を悪くしたり、予定していた段取りがまるごと狂ったりします。何もかもがうまくいかない、あの手の日です。

それは、あなたが正解に近づきすぎているからです。

彼らはいま、ちょっとした板挟みになっています。彼らの側に資金が無いぶん、あなたからルーシュを採る力が落ち、その力が落ちれば、新しい世界を作る力も落ちるからです。

彼らが作った地図や現実、つまり作りものの世界が一つ壊れると、マトリックスは自分で再起動します。12月31日にもそうなるはずでした。ところが起きませんでした。再起動はありませんでした。

彼らはいつも、Yで終わる日、つまりどの日であっても、月が並び、太陽が並び、天王星が並び、そういうことが全部起きると考えています。

そうした並びが起きること自体には、はっきりした理由があります。ただ、今度こそ何らかの形で自分たちの助けになるはずだと、彼らは毎回そう考えます。

「Yで終わる日」という言い方:英語の曜日名は、Sunday から Saturday まで七つとも y で終わります。だから「Yで終わる日」は、どの日のことでもある、という意味の決まり文句になります。

血統家系の暦は、特定の一日に縛られていません。必要になれば、待つに値する星の並びを、そのつどどこかに見つけてきます。

彼らはこれまでに何度も、私たち全員を時間の中で後ろへ戻してきました。ほかにもいろいろなことを私たちにしてきました。

あなたが気づいていてもいなくても、彼らがそうしてきたからといって、昨日まで50歳だった人が今日は20歳になるとは限りません。

彼らがやっているのは、この惑星そのものの時間を動かすことです。同時に、あなたという人の中を流れる時間も、ある程度まで動かしています。

そうやって、ゼロ時間の中で、いわゆる時間を稼ごうとしています。ゼロ時間というのは、もともと時間が存在しない場所です。

自分にはもう選ぶ余地がない、と頭の中で確信しているときでさえ、意識の速度が上がってソースとの繋がりが強くなれば、あなたはこのマシンを迂回できます。

10. 一覧から外された断るという選択肢

こうするしかなかった、ああするしかなかった。これまでに何度、そう言ってきたでしょうか。けれども、あなたには選ぶ力があります。

若い頃、私は銀行で働いていて、二週間の研修に送り出されたことがあります。その二週間で教わったのは、ほとんどが販売の話でした。研修の狙いは、客一人ひとりにもっと多くの銀行商品を売らせることです。

それが目的でした。だから私は送り出されたのです。

当時の取扱商品は、年金保険、投資ポートフォリオ、IRA(米国の個人退職口座)、当座預金、普通預金。銀行にあると思うようなものは一通りそろっていました。そして、一覧表を作れと言われました。

その一覧表の中に、商品一覧Aを置きます。プレミアム・パッケージ、ゴールド・パッケージ、プラチナ・パッケージ、特別なお客さま向けパッケージ。呼び方は何でもかまいません。

何と呼ぶかは大した問題ではなく、要は商品一覧Aです。そこには最低でも五つから十の商品を並べろ、と言われました。

もちろん、商品一覧Aを選べば得があります。住宅ローンの金利が安くなる、自動車ローンの金利が下がる、手続きが優遇される。そういった類のことです。

いまほど商品の種類はありませんでした。キャッシュカードがある、その程度です。恐竜が地上を歩いていた頃の話です。

商品一覧Bは、そこから少しだけ軽くなります。商品が数点少なくなり、得はそれなりにあるけれども、商品一覧Aほどではありません。この話をしているのには理由があります。

商品一覧Cはもっと小さくなります。得はいくらかあるものの、やはりそこまでではありません。

商品一覧Dまで来ると、まあ、当座預金と普通預金です。普通預金にわずかな利息が付くかもしれない、そのくらいで、得と呼べるものはほとんどそれだけになります。

キャッシュカードが持てます。自分のお金に24時間いつでも手が届きます。当時はそういうことが全部、売り文句でした。手数料が安いこと、細かいものがいくつか。それ以上に出せるものはありませんでした。

講師によれば、私たちの一覧表には最低でも四つの商品一覧を載せることになっていました。

その一覧表を客の前に広げて、商品と、それぞれの得と、そういったことを全部説明して、どれがよろしいですかと尋ねます。

95パーセントの人が、そのうちのどれかを選びました。どれもいりません、とはっきり断るのは5パーセント以下です。

選べる数が多いと感じるほど、人は迷います。持ち帰って考えなければならなくなります。だから四つに限れ、というのが決まりでした。

選択肢を二つだけにするとどうなるか。商品一覧Aか商品一覧Bか、出せるのはこれだけです、という形にすると、95パーセントだった数字が80パーセント台の後半まで落ちます。少なくとも、研修ではそう教わりました。

人がどうやって選び、どうやって決めるのか。おもしろいと思いませんか。

どれもいりません、と実際に口にする人はごくわずかです。どれもいりません、当座預金だけ作ります、と言う人も同じです。そのために来たんです。作って帰るのも、それだけです。そう言い切る人は、ほとんどいません。

あなたが持っている選ぶ力を分かってもらうのに、これがいちばんいい例だと思います。『マトリックス』のような映画でも、ネオには選択肢が与えられます。

全部は覚えていませんし、後の作品はあまり観ていません。それでも、観た人から話を聞いたり、断片的な映像をあちこちで観たりして、こういう映画が何を伝えようとしているのかは分かるようにしてきました。

みんながあの映画を分析します。そして確かに、ああいうものの中には本当のことが混じっています。

ネオがアーキテクト、あの世界の設計者に会う場面があります。YouTubeで探せば、その映像が出てきます。設計者はネオに、二つの選択肢それぞれの利点を並べ、それぞれの欠点も並べて見せます。

ここからは、映画の中だけの話ではありません。考えがあなたの意識を離れて脳波のほうへ出ていくと、その時点でマシンも設計者も、あなたの考えを読み取れます。どれがいちばん良い選択なのかを、あなたが何度も何度も計算しているのが、向こうには見えています。

選択Aは、たしか、愛する人たち全員を救うことでした。選択Bは、マシンのソースコード、つまりマシンを成り立たせている大もとへ引き返すことです。人類みんなにそちらを選ばせたいというのが向こうの望みで、引き返した先では誰も生き残りません。

記憶が正しければ、最後にネオは選択Aを取り、人々のもとへ戻って救うほうを選びます。抜け道を見つけられるはずだと踏んだからです。

設計者はネオに嘘をつきました。完全に、100パーセントの嘘です。自分の身を守るため、そしてマシンそのものを守るためでした。

あの瞬間、あの場所には、提示されていない三つ目の選択肢があったからです。

あの世界の設計者を殺して、その椅子に座る。

ネオは映画のあいだじゅう、戦って、相手を殺しつづけています。それならどうしてやらなかったのか。どうして設計者を殺して、その椅子に座らなかったのか。

次に何かを選ぶとき、何かを決めるとき、しかも、その選択のほうへ強く押されていると感じたら、少しのあいだ手を止めて考えてください。その影響が自分自身から来ているように見えるときも同じです。

いま自分を疑っているこの気持ちは、自分の考えなのか。それとも、マシンが渡してきたものなのか。いまやろうとしている選択は、本当に自分の意識から出てきたものなのか。本当に自分の選択なのか。

自分の意識に本当にきちんと耳を澄ませば、答えは来ます。あなたには、自分で思っているよりずっと手立てがあります。私たちはまだ生きています。まだここにいます。

ありえないと思っていたことを選んでください。何か違うことを考えてください。考え方そのものを変えてください。

自分の意識と繋がることは、人工的に起こすこともできます。ジムのような場所で、あるいは自転車に乗っていて、アドレナリンが出てくるときです。

たいていの人は、始めて20分ほどでその状態に入ります。もっと早い人もいて、5分から10分で入ります。

アドレナリンが出るやり方を見つければ、その意識と一気に繋がれます。ただし、意識的にやらなければなりません。意識的に、というのはおかしな言い方ですが。

自覚してやる、ということです。これからやろうとしていることを、本当に分かったうえでやる、ということです。

もちろん、自分に火をつけてこい、という話ではありません。ただ、アドレナリンが少しでも出る活動なら、何であれ、自分の意識と繋がる助けになります。次にそういうことをするときは、本気で考えてみてください。

早足で歩きながら音楽を聴いて、しっかりアドレナリンを出すのでもかまいません。楽しくて胸が高鳴ることをするのでもかまいません。あなたにもできます。

マシンを書き換えて、自分の意識と繋がれば、答えは全部やってきます。呆れるほど簡単です。

意識を使えば、アドレナリンは出ていないと自分の体に納得させることもできます。

エクササイズマシンに乗る穏やかな表情の人物。胸から輝く同心円が広がり、周囲の暗いグリッドパターンが溶けていく。クールなブルートーンによるデジタルシュルレアリスム絵画

体のほうに納得させるこのやり方は、私自身も実際にやってきました。一時期は、それが習慣のようになっていました。マタ・ハリ(第一次大戦下のヨーロッパを飛び回った女スパイ)のように、髪を振り乱して走り回っていた頃のことです。

ある日、ジムでこのやり方を覚えはじめました。エリプティカル(歩く動きを模したジムの有酸素運動の器具)に乗って、かなり速いペースでこいでいます。

その速さなら、当時の私の年齢だと、心拍はふつう140から150あたりになります。あの速さから見れば、まったく普通の数字です。

そのとき出ていたアドレナリンを、私は実際に使いました。息が荒くなるのと同じアドレナリンです。運動していて息が上がり、ああ、体がなまったな、と思うときの、あのアドレナリンです。

体じゅうへ押し出されているそのアドレナリンの勢いを、落とすことができます。それをやるのに使うのが、自分の意識です。そうやって釣り合いを取れます。

これが終わるまでのあいだ、とても大きな助けになります。その終わりが本当にすぐ来ることを願っています。

あのジムの日、私はエリプティカルの速さを落とさないまま、心拍を60あたりまで下げられたんです。

この話は、前にも聞いたという方がいるかもしれません。繰り返しになっていたら申し訳ありません。それでもいま持ち出すのは、これがマトリックスを書き換えるやり方だからです。

ものの受け取り方を書き換えるやり方でもあります。歪んで届いていたものがまっすぐに戻り、もっとはっきり考えられるようになります。

11. 創造がマシンを通って債務に変わる反転の世界

私たちは反転の中に生きています。この世界は反転していて、つまり、この世界にあるものは何もかも、事実上、逆向きに動いているということです。

そう言うと、ちょっと待ってくれ、周りの車は逆走していないぞ、誰も逆走していない、何も逆走していない、と思うはずです。

ですが、思い出してください。あなたの世界で目に見えているものは、光の反射です。この世界にあるものは、どれも光の反射でしかありません。

その光を歪めれば、あなたが目にしたものが何であれ、それを信じ込ませることができます。私がそれをやるわけではありませんが、マシンを作った側はやりました。ここで反転が出てきます。

彼らは私たちを、時間の中で前へ後ろへと、何度も何度も何度も動かしてきました。思い描いたことを形にするのが難しいのは、この反転のせいです。物事の流れが狂っています。

この惑星の振動が狂っています。いわゆるシューマン共振、つまりこの惑星そのものが持つ背景の周波数も狂っています。きわめて低い周波数も狂っています。高い周波数も狂っています。

自分の中でいちばん創造的な考えが浮かぶのがどんなときか、気づいたことはありますか。このGIAレポートを収録するたび、周波数は完全に振り切れています。あまりに強く来るので、自分の考えがかき消されて、途中で手を止めることもあります。

反転は、本当ではないことをあなたに信じ込ませます。たとえば、反転した世界では、生はそのまま死を意味します。この世界で変わらないものは二つだけだと言われます。生と死、生まれることと死ぬことです。

確かなものは二つだけ、税金と死だとも言います。ですが、そうなっているのは、私たちが反転した世界に住んでいるからにすぎません。

私たちは創造の世界に生きていません。崩壊の世界に生きています。

創造のほとんど全部が、とても長いあいだ、一つのマシンに通されてきたからです。そのマシンが、私たちの世界を、マトリックスを、そしてものの受け取り方を作っています。

マシンは私たちを解析します。そして、ディープステートへ債務を渡します。ディープステートは、それをあなたへ回します。

債務の量は、人の数に対して行きすぎたところまで来ています。だから彼らは、人口削減の計画をはじめ、あれこれを推し進めようとしています。彼らはあなたを思いどおりに動かせません。あなたを通っていまも流れている創造は、彼らの手をすり抜けていきます。

彼らにしてみれば、あってはならない流れ方です。あなたは実際のところ、これまでのどの時期よりも多くの動力を、自分の内に留めています。

マシンの取りこぼしがあまりに大きいので、一週間ほど前、彼らは私たちを空虚と呼ばれるものへ引き込もうとしました。空虚というのは、彼らがベクトルと呼ぶものの一種です。ある結果を強いるために置かれた原因、という意味です。

ブラックホール、あるいは何も無い状態を思い浮かべたときの、あの空虚とは違います。いえ、いえ、いえ。そういうものではありません。

空虚の中でなら、彼らはもっと多くを思いどおりにできますし、マシンも自分自身をリセットできます。彼らはそう考えています。そして実際に、その空虚を、いま私が座っている、まさにこの場所から作ろうとしていました。

欲しいものは欲しい、それだけの人たちがいます。手に入れるためなら何でもやります。私たちが生きようが死のうが、うまくいこうがいくまいが、そんなことは気にも留めません。

20ページある覚え書きの、まだ3ページ目です。ですから、この話はもうしばらく続きます。

12. アルキメデスの機械が塵から読めなかった一行

アルキメデスという名で知られている人物がいます。アルキメデスは、マシンの建築家として知られています。マシンの何もかもを作ったわけではありませんが、建築家です。つまり、このマシンを生み出した働きのうち、いちばん大きかったのが彼の意識だ、ということです。

時間を作ったのも彼です。時間旅行を作ったのも彼で、それまで人々が善いことのために使っていた仕組みを転用しました。そして、光を使って、エントロピーと呼ばれるものを作り出す方法を見つけました。

マトリックスが作られるより前から、この惑星には守護者がおおぜいいました。ホモ・サピエンスである守護者です。私たちのことです。私たちは現実の中に生きていて、文字どおり命がけでそれを守っていました。私たちがここにいた理由の多くは、ソースの出入口を守るためでした。

私たちが守っていたのは、ソースからの尊い贈り物です。私たちに命を与えてくれる贈り物の、一つひとつです。

あなたという人の中にある生命の火花、ソースのエッセンス、あなたという人の中にある命の息吹。私たちはそれを、この世に存在しうるいちばん尊いものだと考えていました。

私たちは、その火花が示してくる導きと、ソースそのものの意識が示してくる導きに、必ずそのとおりに従いました。

私たちは、自然がどう働くのかを知っていました。完全な調和の中で生きるやり方も知っていました。そこへこの男がやってきて、そのうちのいくらかを自分で制御してみたい、と考えたのです。

彼は、アンチキテラ機械と呼ばれる機械を作りました。キテラの綴りは Kythera です。Cではじまる綴りのこともあります。

キテラというのは、ギリシャにある島の名でもあります。愛の島として知られていて、アフロディーテの故郷だとも言われます。だからアンチキテラのアンチです。反愛、つまり反転のネットワーク、という意味です。

彼は流れを反転させ、そこから時間を作りました。自分が何をしているのか、そのとき彼は分かっていたのでしょうか。おそらく分かっていました。

これが起きたころ、ホモ・サピエンスである私たちは、自然法の五書を持っていました。この惑星のさまざまな人の手を通して配られていた書物です。実在の人の手です。

私たちはこの自然法の書を理解できましたし、読むこともできました。エッセンスそのもので書かれていたからです。光の言語とも呼ばれます。

私たちはそれをよく理解していました。ソースの自然な錬金術も、自然のものどうしがどう組み合わさるのかも、調和をどう取り戻すのかも分かっていました。惑星の振動が狂ったり、星の並びが乱れを起こしたりしたときのためです。

狂ったものをどう正すのか、私たちは正確に分かっていました。それが、この惑星におけるホモ・サピエンスとしての私たちの仕事でした。

あなたたちの多くが、いまもその導きを理解しようとし、できるかぎりのやり方で自然を取り戻そうとしていることを、私は知っています。自然の中で時間を過ごす人も多いはずです。つらいときは、大地に足をつけます。そうやって地面と繋がり直します。

私たちは毎日、ソースのために最善を尽くそうとして、いろいろなことをしています。ソースのためだけではありません。それは同時に、お互いのために最善を尽くすことでもあるからです。私たちは、ソースの姿に似せて作られたのですから。

この書物のほとんどは盗まれました。そのうちの一冊を盗んだのが、アルキメデスという、このご立派な紳士です。彼自身がホモ・サピエンスだったので、書物の一部を実際に読むことができました。

彼は、ひどく奇妙で風変わりなこの機械を作ります。そして、流れを制御できることと、いわゆる現実の中を前へも後ろへも動けることを理解しました。

そうやって学者を一人また一人と拾い上げていき、力を貸す見返りに不死を差し出しました。科学のほうが神より優れていて、神より強いのだと証明するためです。

あなたが一粒の砂、あるいは塵と呼ぶものから、彼は最初のアンチキテラ機械を作りました。

一粒の砂に世界を見、一輪の野の花に天を見る。てのひらのうちに無限を握り、一時のうちに永遠を握る。ウィリアム・ブレイクです。

一粒の砂に世界を見る。その砂が塵です。創造の、混じり気のないエッセンスです。ソースのすべてが、一粒の砂の中に収まっています。

ソースの混じり気のないエッセンス、そして塵は、ほとんど何もかもの設計図を持っています。ただし、全部ではありません。

彼の機械は、創造の設計図を読み取ることができました。塵とは、もともと設計図を渡すために作られたものだからです。ソースが塵を作ったとき、完璧なやり方でそう作りました。

聖書の言い方でいえば、アダムは塵から作られました。原子もまた、塵から作られています。ですが、アルキメデスと、彼が集めた学者たちが、どうしても取り出せなかった情報が一つだけあります。

機械が塵からついに引き出せなかったのは、エッセンスそのものがどうやって作られたのか、その一点です。

彼らは、エッセンスの作り方をついに解き明かせませんでした。ですから何百万年も、何百万年ものあいだ、塵を作ろうとしたまま止まっています。

またあの周波数が来ています。止めようとしている側へ言っておきます。止めたければ好きなだけどうぞ。ですが、そちらの助けには少しもなりません。できはしません。

塵は作れません。ソースのエッセンスそのものも作れません。できないのです。彼らは何百万年も試してきました。それも全部、私たちがゼロ時間、ゼロ地点と呼んでいる、あの小さな場所からです。

量子物理では、一つの粒子が、自分自身と同じ場所に同じ時刻に存在することはできません。塵も、同じ場所で同じ時刻に自分自身を作っていたとしたら、自分自身を消し去っていたはずです。

秘密宇宙プログラムにいる、あのナチの狂った連中が、自分を作り直そうとして壁にぶつかるのも、同じ理由です。彼らは自分のクローンを百万体でも作れますし、未来の自分を過去の自分のところへ送り返すこともできます。ですが、同じ場所に同じ時刻に存在することはできません。

彼らは、自分自身を消し去ることになります。

薄暗い地中海風の工房で輝く真鍮の歯車仕掛けの前に立つ長衣の人物。手のひらに砂の一粒が浮かんでいる。明暗法のキアロスクーロ照明による油絵スタイル
アルキメデスの機械が、一粒の塵を、持てるものすべてまで読み尽くす。塵は創造の設計図を渡し、肝心の一行だけは渡しませんでした。

この小さな粒子は、アルキメデスたちに多くの情報を渡したのかもしれません。時間を作るための、愛の設計図を渡したのかもしれません。ですが、自分自身の作り方だけは教えませんでした。教えられないからです。量子物理では、それはありえないことです。

上からかぶせるものなら、いくらでも作れます。彼らが実際にやってきたことも、その手のことです。ですが、塵だけは、自分自身の作り方を教えてくれません。彼らにとっては、ちょっとした行き詰まりであり、ちょっとした厄介ごとです。

建築家がこの機械を作ったのは、要するに、創造の設計図を作らせるためです。ララ・クロフトの映画の一作目、『トゥームレイダー』(時間を制御する装置をめぐる冒険映画)にも、時間は制御できる、という話が出てきます。もう二十年以上前の作品です。

映画のあの部屋に立っていた人たちの最終的な目的も、それでした。彼らは学びたかったのです。いえ、学びたかったのではありません。時間を制御したかったのです。

この機械があるのは、一か所だけではありません。そのうち映画に出てくるものがあるのは、ロシアのアルカイムという場所です。南の草原にある、環状の集落です。

調べてみるといいでしょう。そこは光の都でした。ですから、そこにいた人たちは、言ってしまえば、ソースの光を預かる者、守る者だったということです。

この種の機械で最初に作られたものは、実はエーゲ海の底にありました。アルキメデスたちは、この機械のまわりに、まるごと一つの工場を建てました。創造のすべてについて、意識の設計図を作るための機械です。

その機械は、ブラックグーと呼ばれるものを吐き出しました。そしてそのブラックグーが、マシンの意識になりました。マトリックスそのものの意識です。

それでもブラックグーは塵ではありません。生命の火花をどう作るのかも、アルキメデスたちにはやはり分からないままです。それでも、マシンの建築家にとっては、とても長いあいだ役に立ちました。

詩の次の行は、一輪の野の花に天を見る、でした。花、そして生命の花と呼ばれる紋様が、反転を作り出しました。これは錬金術の一部です。

マシンを作った側は、やがて生命の火花そのもの、生命の花と呼ばれることも多いその火花の上に、反転をかぶせました。そうやって死を作り出したのです。

崩壊です。彼らは、その火花を放っておく以外なら何でもします。ですから、上からかぶせ、自分たちの都合に合うように反転させるのです。

かつては、死ぬとこの小さな別世界へ行っていました。私たちが転生の輪、あるいは転生の周期と呼んでいる場所です。

そこにいるあいだも、いまここにいるときと同じように、あなたの生命の火花はマシンと深く繋がれ、ある形で閉じこめられていました。私たちがソースと繋がるのを防ぐためです。

それでも私たちは、ソースと繋がることができます。

それが彼らを本当に怒らせます。私たちは当時もそれができましたし、地球もそうでした。書き換えることも、創り出すこともできたのです。彼らは別のやり方を考えるしかありませんでした。

詩の次の行は、てのひらのうちに無限を握る、です。時間の嵐がどんなものかを見せる映像があります。そして、この場所の上は飛べない、そこは死の地帯だから、と言われます。

電子機器はどれも動かず、何も動かず、エネルギーもまともに働きません。ですが、あなたのエネルギーは別のところから来ているので、人はそこに立って、存在していられます。

アルキメデスは、金属やそのほかの材料を少しずつ寄せ集めて、塵のまわりに三角形に並べれば、機械の鍵ができると考えました。この三角形という形には、あとでまた戻ってきます。彼は少しばかり助けを求めました。ここで、ほかの顔ぶれが加わってきます。

一時のうちに永遠を、です。時間の中に凍りつく、という言い方があります。時間こそが肝心だ、という言い方もあります。英語の言い回し(Time is of the essence)には、エッセンスという語がそのまま入っています。

私たちがソースの全体の中で生きていたら、それは反転の無い状態です。私たちはまたそこへ戻ります。ソースのエッセンスの中で生きるということは、ソースの息吹の中で生きるということです。私たちはソースの全体の中で生きるのです。

そこに時間はありません。存在する流れは、愛だけです。これもまた量子物理の式で、科学の世界がリュードベリ定数と呼んでいるものです。

13. 数式と錬金術で反転させられた地球のゴールド

アルキメデスは、自分の意識で流れを制御できることを見つけました。彼の意識は、創ることも壊すこともできました。新しく発明した時間を使えば、あのゼロ時間でいつまでも生きていられます。流れというものが存在しない場所です。彼は不死になりました。

彼は時間の中を行きつ戻りつしました。自分の理論を裏づけ、マシンを作るのを手伝ってくれる学者やほかの人たちを探すためです。

アルキメデスが集めてくる人数が増えるほど、マシンはよくなっていきます。自分の完璧な世界を作り、神になるためです。頭のおかしな人たちです。

金属やそのほかのものを組み合わせたこの一式を作るために、そしてマシンをいちばんうまく読み取る方法と、マシンの意識になったブラックグーを作る方法を突き止めるために、彼には錬金術師が必要でした。

錬金術師というのは、自然をよい方へ使って創り出すことも、悪い方へ使って壊すこともできる人のことです。

彼が必要としていたのは、自然の法則を知り尽くしていて、自然そのものを書き換えられる人です。そのうえで彼には、エッセンスの言語を変える必要がありました。自然を変え、設計図を変えるためです。

候補の一人がピタゴラスでした。ピタゴラスは、宇宙のすべては数式で作り出せると考えていました。彼をアルゴリズムの創造者と呼びましょう。

彼はエッセンスと意識の言語を、計算のための数式へ、それもさまざまな数式へ変換しました。その言語を人工的なやり方で実際に使えるようにするためです。

アルキメデスはさらに、錬金術師ジェルマンの助けも取りつけました。この人物は、私たちの歴史のうえではほとんど謎です。サン・ジェルマンと呼ぶ人もいれば、錬金術師ジェルマンと呼ぶ人もいます。

ただ、錬金術師ジェルマンもまた不死になりました。アルキメデスと同じように、生命の火花を差し出したのです。マシンを作るのを助けるためでした。

ジェルマンは当然ながら、私たちの歴史の中でも不死として知られています。亡くなったと言われたあとも、目撃談がいくつもありました。ジェルマンが必要としたのは、さまざまな金属と、ブラックグーのように名前を聞いたことのあるものでした。

彼がこの顔ぶれの中の錬金術師になりました。マシンを作るうえでの、二つ目の大きな要素です。

一方、アルゴリズムの側、つまり数学者のピタゴラスは、同じ言語を別のやり方で使えました。自然をいっさい介さずに、錬金術を丸ごと作り出したのです。それが彼の役目でしたから。

錬金術師は作業を進めて、こうしたさまざまな金属を、そして機械のための鍵をいくつも作りました。『トゥームレイダー』の中で少しだけ映っていたものです。

ここまで来れば、この惑星のある種の金属が、なぜアルキメデスたちにとってそれほど貴いのかが分かるはずです。レアアース鉱物です。

自然に産出する場所があります。コロラド州シルバートンがそうです。コンゴ民主共和国がそうです。中国は、世界中のレアアース鉱物の権利を主張しようと、たいへんな力を注いできました。アメリカも、ずっと長いあいだ同じことをしています。

それはずっと昔から、CIAをはじめとする数々の機関の任務でした。

同じ鉱物の、もう一つの使われ方:鉱床の押さえ方には、市場の側の使い道もあります。2024年5月10日のレポートで見たとおり、ディープステートはレアアース鉱物を産出する鉱山を世界中で特定し、その操業を統制下に置きます。

同じ鉱物を市場価格で買うしかない競合は、値段で負けて、その鉱物を使う製品を棚に載せられなくなります。

錬金術ではゴールドも重要です。ただ、アルキメデスたちはそのゴールドを変えなければなりませんでした。ゴールドを反転させる必要があったのです。反転した世界の中でマシンがそれを使えるように、そして反転した世界を作り出すために使えるようにするためです。

手短に言うと、錬金術の基本になる色は、移り変わり、あるいは作り変えの段階を表しています。黒は死の段階です。白は浄化です。黄になると、いわゆる霊が入ってきます。

赤は統合を表します。赤は賢者の石の色だと言えます。やがてインフェルノになった色だとも言えます。私たちはそれを地獄と呼びます。

インフェルノは、どんなインフェルノもそうであるように、大量の熱を生みます。これが実際に、地球の中心太陽の働き方を変えました。やがてこの熱は星も作り出しました。やがて人工の星座も作り出しました。

やがて、あちこちに生命の火花のようなものを、人工的にいくつも作り出しました。本物の生命の火花をどう作るのかは、彼らには制御しきれず、分かりきってもいないからです。

錬金術師は実際に、地球の自然のゴールドを、そして地球の中を走る自然のゴールドの鉱脈を、別の形の単原子の塵へと変えることができました。

地球の中心太陽はかつて、人類のためにも、中心太陽自身のためにも、魂を伝えるものとして働いていました。魂とはつまり、生命の火花そのもの、ソースのエッセンス、混じり気のないエッセンスです。

ゴールドも同じ働きをします。ソースそのものを伝えます。自然のままの形であれば、です。

さまざまな錬金術を通して、そのゴールドはブラックゴールド、イエローゴールド、レッドゴールド、ホワイトゴールドになりました。この四つが揃って、あなたたちの金融システムの根になっています。

もうソースのエッセンスを伝えるものではありません。伝えているのはマシンのエッセンスです。またしても反転です。

14. アリストテレスが狭めた選択の幅

それでも、アルキメデスたちには人間が必要でした。この場合で言えばホモ・サピエンスです。彼らはきっと、こう言い合っていたはずです。この人間たちをどうするか、と。

ここで出てくるのがアリストテレスです。彼らが集めてきた、もう一人の人物です。

『ビルとテッドの大冒険』というコメディ映画があります。覚えているくらいの年齢の方なら、思い浮かべてみてください。小さなタイムマシンで時間を行ったり来たりして、歴史上のいろいろな人物を集めて回る話です。

アルキメデスが実際にやったのも、だいたいそういうことです。なかなか笑えます。あの映画を覚えている方なら分かると思いますが、大した映画ではありません。それでも、やはり面白い。

アリストテレスは、論理や演繹的な推論、政治、倫理、そしてさまざまな分野の分類に通じていたことで知られていました。

彼らはホモ・サピエンスをまだ持て余していましたから、論理の人であるアリストテレスは、それこそ理にかなった人選でした。これで彼らは、自由意志と選択を迂回できるからです。

彼の仕事は、選択の幅を狭めることでした。そしてもう一つ、繋がりを狭めることでした。

本来なら、あなたの意識とあなたの考えは繋がっています。その繋がりがあるから、神経細胞は創造へ向かう正しい方向に発火します。ソースと深く繋がったまま、正しい向きの回転が続きます。彼が狭めたのは、この繋がりです。

彼はあなたの選択肢を減らし、そしてあなたの選択に影響を与えました。

『マトリックス』を思い出してください。赤い薬か、青い薬か。ほかの薬はありません。ほかの選択肢はありません。私たちの場合なら、左へ行くか、右へ行くかです。ほかに道はありません。

古典的な衣をまとった人物が、それぞれ異なる幾何学的な記号で表された4つの光る扉の前に立っている。背後には見えない5番目の扉が輝いている。金色のアクセントが施された繊細な墨絵スタイル
赤か青か、左か右か。並べて見せられる扉は、どれもマシンの側が建てたものです。決して描かれない扉こそ、あなたがいまも通れる扉です。

彼は不死者の一人として、自分の生命の火花をマシンへ差し出したまま、ゼロ時間に長く留まりました。ただ、その時間の多くを、彼は人間の振る舞い、ホモ・サピエンスの振る舞いを解析することに使い、何もかもを一つの数式へ落としていきました。

その数式が、原因と結果を作り出します。それと一緒に作られたのが、因果の面です。あなたのもとへ届くもの一つひとつに、原因が割り当てられる層のことです。

彼は影響を作り出し、その影響がそのままあなたの決断へ届きます。あなたは何かを続けないという選択をし、進む道を変えます。

融資が通らなかったのかもしれません。会社を救う手立てが見つからなかったのかもしれません。その日が雨だったので、思い描いていた作品を公園で作らなかったのかもしれません。

その作品が歴史に波紋を広げて、あなたが次のピカソになっていたのかもしれません。分かりません。

影響を受けるのは、分かれ目の選択と決断です。一日のうちにも人生のうちにもある、直感が何かをしろと告げてくる、あの場面です。あなたはその直感を、こんな声で書き換えます。

そんなことはできない。狂人扱いされる。これほど狂った決断はない。育てる家族がいる。情熱を追いかけるなんて無理だ。とんでもない。

それでも押し通すと決めたなら、マシンはあなたの行く手にあらゆる障害を投げこんできます。あなたが進もうとしている道を、ただ変えるためです。マシンの意志の外側で創ることは、許されていないからです。

本当に、あのマシンが与えてくる痛みは、私も味わってきました。停電もありました。ほかにもいろいろな出来事が、まさにあのマシンから来ました。

彼はさらに、流れを制御する仕組みを作りました。創造そのものの流れを制御するということです。

時間の矢と呼ばれるものも、彼が作りました。量子物理で、流れがどちらへ向かうかを決めるものを指して使われる言葉です。

彼は空間のベクトルと時間のベクトルを使いました。そうやってソースのエッセンスを制御し、最後にはまた一つ、反転を作り出しました。

この反転の過程はさらに、物質そのもののマイクロステートとマクロステートと呼ばれるものを作り出しました。物質の上からかぶせられた覆いです。あなたの影響が及ばないところで、物質をもっとたやすく扱えるようにするためです。

あなたの念動、つまり念じてものを動かす力は、あなた自身の粒子を制御できます。ただ、その制御がマシンの側のものに書き換えられているだけです。マシンの側のものというのは、いまの覆いと、反転した世界に結びついた数式のことです。

15. 賢者の石でも作れなかった生命の火花

マシンを作った主な四人のうち、最後の一人がアスクレピオスです。アスクレピオスも最後にはほかの面々と同じように、ゼロ時間へ行き着きました。時間の存在しない、あの場所です。

もう一人、ニコラ・フラメルという人物も一緒でした。賢者の石の伝承を通じて、いまも私たちのもとに名前が残っている写字生です。この二人は、ある程度までならインターネットで調べられる人たちです。この二人が、賢者の石を作りました。

アスクレピオスには、あなたはもう会っています。杖と蛇を持ち、医学の父と呼ばれ、死者を蘇らせた人物です。それが何を意味するか、分かりますか。

賢者の石は、マシンの心臓になりました。そうすることで、創造の心臓を置き換えました。その置き換えが、最後にマシンを生み出しました。言い換えれば、マシンにとっての創造の心臓が、賢者の石です。

広大な地下空間の中心に輝く赤い三角形の結晶。その周囲に光の断片が円形のグリッドを形成して浮かんでいる。深い影と赤金のハイライトによるバロック油絵スタイル
賢者の石は、どこかの地下室に転がっている石ころではありません。三角形と、流れの止まった中心と、集められた火花で組み上げられた格子。この三つでできています。

マシン、つまりマグヌム・オプス、大いなる業と、それを作り上げる仕事は、ここでほぼ完成しました。錬金術師ジェルマンが賢者の石を使って、四つのオムニ、つまり全能・全知・全在・全善を反転させるのに必要な構造を組み上げたのです。

私たちの手元にある文献によれば、四つのオムニはソースの力として知られています。三位一体、つまりマシンを成す三つの部分と、それぞれの作り手のことですが、顔ぶれはこれで全部ではありませんでした。

全能とは、あらゆる力を備えているということです。エーテリウムであり、尽きることのないエーテルの源です。全知とは、すべてを知っているということです。意識のことです。ソースの意識は、いつでも、どんなやり方でも、どんな場所でも、すべてを知っています。

よく言われるとおり、ソースから隠れることはできません。ソースは、あなたの意識の一部だからです。

全在とは、どこにでもあるということです。マシンの側の空間や、反転させられた息吹の中ではなく、ソースという全体の中で生きているときの、息吹とエッセンスのことです。

全善とは、愛です。調和の流れであり、自然のリズムであり、設計図そのものです。四つとも、残らず反転させられました。

4枚の鏡のような円盤が虚空に浮かぶ中世フレスコ画スタイルの描写。それぞれの円盤の片面にソースの力、もう片面にその暗い反転が描かれる。温かい土色の顔料と金箔
四つの力が、どれも向きを変えられて逆に回されています。反転こそが設計のすべてで、それでもこの設計には、創造の設計図の肝心の一行が渡っていません。

これが、ソースの四つの主な力です。それでもマシンを作った側には、いまも足りない知識があります。生命の火花を実際にもう一度作るにはどうすればいいのか、その知識です。

彼らにしてみれば、さぞ無念なことでしょう。これが、彼らがとても、とても長いあいだ抜け出せずにいる行き詰まりです。

何度でも言います。これは一度も成功していません。私を使おうとしても、あなたを使おうとしても、ほかに何をやってみても、粒子そのものが自分自身の作り方を教えることは、決してありません。量子物理では、それはありえないことです。

これを聴いているディープステートの人たちは、そこに座って、いくらでも頭を絞ればいいのです。この人たちは、これまでずっと、時間の中を前へ後ろへと動きつづけてきました。

ペーパークリップ作戦(戦後、ナチの科学者をアメリカへ移した計画)で移された科学者たちも、ヴェルナー・フォン・ブラウンのような面々も、長年にわたって世界中から集めてきた学者も、みな、この行き詰まりを破ろうとしてきました。

誰一人、答えを出せていません。

全員が、大いなる業のために、自分の生命の火花を差し出しました。それでも、同じものを作ることはできていません。彼らが作ったのは、火花を反転させた奇妙な代物です。

マトリックスを成り立たせるには反転した世界が要ります。私たちがそこで生きなければならないのは、そのためです。ただ、本物の生命の火花そのものだけは、彼らにも作れていません。

三位一体は完成しました。人間の振る舞いを数式へ落とし込んだ分析者、建築家、そして錬金術師です。この三人が、量子のシステムの中で一つの三角形を作ります。

量子のシステム、失礼、量子物理では、この三つをベクトルと呼びます。錬金術では、この三つを反転と呼びます。どちらも正しい呼び方です。

ここでひとつ、引用を紹介します。順に行く者は人を生み、逆に行く者は不死を得る。これが、反転の原理です。

16. マトリックスを支える粒子の逆回転

量子物理と錬金術を並べてみます。並べるのは、自然とソースを本来のやり方ではない形で使って物事を動かす、そのやり方です。

ここは少しややこしくなります。それでも、このレポートがこれ以上そう長くは続かないことは約束します。覚え書きも残り4ページほどですから、この部分は少し駆け足で行きます。

いつか、もう少し細かく分けて話す日が来るかもしれません。ここでは、少なくとも今日のところは、できるかぎりのことをします。

本物のエッセンスと生命の火花を実際に扱っているとき、そこには導きが最初から備わっています。エッセンスに、どう働けばいいのかを教える必要はありません。ですが、繰り返しになりますが、マシンを作った側は、その生命の火花を持っていませんでした。

彼らは、火花を反転させるやり方をなんとか見つけるしかありませんでした。できるかぎりのことをやってみた、というだけです。何百万年も、何百万年も、できるかぎりのことをやり続けてきました。それだけ長いあいだ、これは続いています。

物理には、デルタという記号があります。式の中では三角形の形をしていて、多くの場合は変化を表します。状態の変化を指すこともあります。値の差を指すこともあり、その値というのは、質量であったり、エネルギーや電磁気であったりします。

多くの場合、何らかの差を指しています。

デルタを逆さにしたものは、ベクトルと呼ばれます。作用素と呼ばれることもあります。ある結果を強いるために置かれた原因のようなもの、ということです。原因は結果に等しい、ということです。

自然な世界では、これが必ずいつも当てはまるとはかぎりません。自然な世界、つまりソースという全体の中でなら、原因が無くても結果が生まれることが実際にあるからです。

空間と呼ばれるものが無くても、変化や差は実際に生まれます。

マシンの側では、話はデルタとベクトルに行き着きます。一方が空間で、もう一方が時間です。マシンの世界では、この二つが揃って変化を制御します。状態の変化、つまり生きているか死んでいるか、ということです。

この二つは、物質の位置を変えることもできます。あなたが物質をどう受け取るか、光をどう受け取るかも変えられます。受け取り方を変えているのは、光です。

錬金術では、同じ記号がたいてい別のものを表します。そして多くの場合、逆さにすると反対の意味になります。水を例に取ります。場合によっては、水を流れと呼んでもかまいません。

自然な錬金術の中でも、これが人工的に使われることはありました。実験室で何かを作ろうとするときです。そのときは、これを電圧、そして周波数と呼びました。

水の反対は火です。そのほかに、地の記号と風の記号があります。どれも、片方がもう片方の反転になっています。

これは、自然の元素そのものの話ではありません。状態が変わること、あるいは差が作られることの話です。質量が増えたもの、減ったもの、電子が余分に付いたもの、電子が励起したもの、そういうものの話です。

水はとてもなめらかに流れます。ほとんど調和そのもので、せせらぎの音は耳に心地よく届きます。私自身、ときどき川のそばへ座りに行きます。水がとても穏やかに、心地よく流れていて、ほとんど調和しているように見える場所です。

一方で火は、まるごと混沌のようなものです。励起して電荷を帯びた電子、クォーク、プリオンが、それこそ数えきれないほどあって、どれもがてんでばらばらの方向へ飛び出し、互いにぶつかり合っています。

核融合と核分裂を見てみるだけでも、自然な流れと混沌とした状態の違いは、なんとなく見えてきます。

地、つまり塵にも、自然な状態があります。自然の流れの内側にあるものを作るために塵が使われているとき、その状態になります。粒子そのものが生命の火花を含んでいるからです。塵は調和した周波数で動き、それは心地よく感じられます。

子どもを作るときの、創造の力を思ってみてください。自分と相手のあいだに愛があるときのことです。たくさんの愛を生むものは、それだけではありません。私たちはみな、自分のペットを愛しています。

自然のありようを持つものを、ほかにもいろいろ愛しています。植物を愛している人はたくさんいます。植物に歌ってやると、育ちます。混沌の中に置かれた植物より、よく育ちます。

状態の変化は、つまるところ、こうした三角形によって作られます。形も現れ方もさまざまです。そこで出てくるのが賢者の石です。映画などでは、何か違うものとして描かれます。ですが、実際のところはだいたいこういうものです。反転のためのやり方です。

まず、三位一体があります。そもそもの三角形を作ったのは、マシンを成す三つの部分でした。その三つがどんなもので、何をしたのかは、もう分かっています。三つをひとつの流れの中へ並べて置くと、三角形が、つまりデルタができあがります。

その中心にはゼロがあります。ある意味では、ゼロ時間です。時間の無いあの場所です。そこに閉じこめられているのは、私たちより前に生きた何百万という人たちです。その人たちの生命の火花が、中心へまっすぐ繋がれています。

地球そのものについても、同じことが言えます。地球はゼロ時間の中に閉じこめられていて、いわば一つの定数のようなものになっています。だからこそ、流れの反対にあたるものが生まれます。

何かが流れなくなり、そうやって三角形の中に閉じこめられ、その外側をさらに球で囲まれると、本来ならソースのものである水から、火が作られます。

地球の中心に閉じこめられたその火は、燃えさかるインフェルノのように見えます。科学の世界では、これをマグマと呼びます。溶けて流れる溶岩であり、そのほかにも途方もないものが詰まっています。

インフェルノへ投げ込まれた生命の火花は、その一つひとつが、熱のせいでひどく混沌とした状態にあります。

そこからは熱が生まれます。核融合、核分裂、呼び方は何でもかまいません。実際には核によるものではありませんが、それでも分裂は起きています。中にある粒子どうしが、猛烈な速さでぶつかり合っているからです。

三角形の中にある形は、実は立方体です。ただの正方形ではありません。立方体です。この立方体は、実のところ、マシンのデータベースです。

最初に考えられたのは、こういうことでした。粒子を長いあいだぶつけ合いつづければ、そのうちの一つを割ることができて、何がそれを動かしているのかが分かるはずだ、と。

ソースの心臓です。彼らが探しているのは、それです。

何百万年やってもうまくいっていないので、いまも試しているのだろうと思います。あるいは、使い道を見つけようとしているのでしょう。できるまで、できたふりをする。そのやり方が、そのままマシンになりました。

データベースの立方体は、その中心を取り囲んでいます。そして、あの粒子たちが吐き出すものを何もかも、ゼプト秒(1兆分の1のさらに10億分の1秒)に満たない速さで写し取り、読み取っています。

いつかはエッセンスそのものの作り方を読み取れるのではないか、という望みからです。

いまも、うまくいきません。

三角形と中心と立方体をまとめて囲んでいる円は、実のところ、この惑星に作られたグリッドです。そのグリッドは、切り離されたエッセンスの粒子の集まりでできています。

あなたから取られたもの、ソースそのものから取られたもの、ほかの人たちから取られたものです。その粒子は、逆向きに回っています。

粒子が逆向きに回っているせいで、ソースそのものの中に二重の渦ができます。

一粒の塵に、あるいは一粒のエッセンスに起きたことは、そのまま全部の粒子に起きます。粒子どうしが深く繋がっていて、彼らにはその繋がりをどうしても断てないからです。そして、粒子は残らず反転した動き方を始めます。

彼らはこうしたグリッドをいくつも作り、粒子もいくつも作りました。そのグリッドと粒子が、外側にある球、つまり私たちが地球と呼んで暮らしているあの球によって、さらに増えていきます。

そうして、私たちがこれまで生きてきた反転の世界が、いっそう強く作られます。私たちがマトリックスと呼んでいる世界です。

17. 散らかった部屋が示すエントロピー

粒子があたりかまわず跳ね回る状態には、名前があります。エントロピーです。これも、自分で調べられます。ここからは量子物理の領域に入ってきます。

平たく言えば、エントロピーというのは、粒子がどこもかしこも、まったくの混沌になっている状態のことです。そこには秩序がありません。流れというものも、どんな形であれ、ありません。

自分のこととして思い浮かべられるように、一つ例を出します。パーティーへ行って、人がぎゅうぎゅうに詰まった部屋にいるとします。その部屋には何百人もいます。大きなホールです。宴会場のようなところです。

その一人ひとりが歌を歌っています。どれも別々の歌です。しかも、その別々の歌を、それぞれ別のキーで歌っています。

そうなると、このホールには何百、いえそれ以上の振動が生まれます。あなたにはそれが、エネルギーの混沌そのものとして感じられます。頭が痛くなってきます。

クリスマス時期の混んだショッピングモールで、これを感じたことがあるはずです。ほかにも、とにかくその場から出たくなる場所が、いくつも思い当たるはずです。

エネルギーの混沌そのものです。音の大きなロックコンサートも、その一つです。そこに生まれる振動は、まるで違います。好きな人もいれば、そうでない人もいます。

逆に、片づいた部屋はとても静かに感じられます。秩序があるように感じられます。実際、よく眠れるようになります。家の中でやることも、はかどるようになります。家族の様子も、少しだけ良くなります。そこには混沌がありません。

静かで片づいた部屋があると、子どもたちも落ち着くかもしれません。家を訪ねてくる人たちもです。これを風水と呼ぶ人もいます。家の中で何もかもがあるべき場所にあり、順序が整っています。だからあなた自身も落ち着いていられます。

今度は、汚れた部屋です。散らかったもの、汚れ、ほこり、何でもあります。おもちゃがそこらじゅうにあり、ものがあたり一面に散らばっています。

その部屋は、ひどく混沌として感じられます。だからあなた自身も、ひどく混沌としてきます。それが迷走神経を刺激します。

子どもたちは泣き、みんながあちこち走り回ります。訪ねてきた人たちは、なんとなく落ち着きません。早く帰りたくてたまらなくなります。床が汚れているからではありません。そこに混沌が生まれているからです。

混沌があると、時間の矢と呼ばれるものが、エッセンスと光の向きを変えはじめます。変わり方は一様ではありません。人工のエネルギーの大きさ、振動、あるいは度合い、つまり速度に応じて変わります。

粒子どうしがどれだけ速くぶつかり合って跳ね返るか、ということです。その速さは、粒子へ向かってくるエネルギーの量によって変わります。

速度や速さを生む道筋は、一つではありません。運動エネルギーは、そのうちの一つにすぎません。

たとえば、ビリヤード台の上で球どうしがぶつかり合うのと同じです。球の横をうまく突けば、球はまるきり反対の方向へ転がっていきます。時間の矢がやっているのは、実はこの向きの変え方です。

あなたの人生に愛があるとき、その状態を低エントロピーと呼びます。混沌がきわめて少ない状態です。あなたは穏やかでいられます。私たちが動物と暮らすのも、これが理由です。

人と関わることが心地よいのも、これが理由です。低エントロピーの状態にあると、体の中の粒子が見当違いな方向へ跳ね回らなくなり、私たちは穏やかでいられます。

気分がよくなります。何百人が何百通りの歌を、何百通りのキーで歌って混沌を作っている、あの部屋にいるときよりも、ずっと、ずっと気分がよくなります。

自分に少しばかりの愛を向けたときにも、同じことが起きます。自分をいたわる、ということです。あなたにとってのそれは、好きな音楽をかけ、明かりを落として、ゆっくりお風呂に入ることかもしれません。ろうそくを灯すのも、そういうものの一つです。

海にひと泳ぎすることかもしれません。体を動かすことかもしれません。ジムへ行って自分をいたわる時間を持つのが好きな人もいます。スパへ出かけることかもしれません。あなたにとってのそれが何であっても、かまいません。

自分への愛でも、低エントロピーは作れます。だから混沌もなくなります。何もかもが、正しい方向へ流れはじめます。

そうと知っていてもいなくても、あなたは自分を、創造の火花と調和した状態に置いています。あなたの体の中の原子一つ、クォーク一つ、プリオン一つに宿っている、あなた自身の小さな創造の火花たちとの調和です。

あらゆる物質が、何もかもが、生命の火花と同じ一つの歌を歌い出します。これが、一瞬だけでもマシンを迂回する方法です。

18. 粒子を包む覆いが作る老い

マシンについて、もう一つ分かっておいてほしいことがあります。マシンは、ある一つの状態をずっと一定に保つために、それこそ全力で働きつづけています。私たちが高エントロピーと呼んでいる状態です。

だからこそ、マシンを作った側は、死のインフェルノを地球の中心から作り出しました。ほとんどどの惑星の中心からも作り出しました。そして、あなたという人からも作り出しました。同じものが、あなたにも鏡写しに置かれているからです。

粒子はどこもかしこも散らばっています。そこへ時間が影響を及ぼすと、反転が起こりうるようになります。時間そのものの反転さえ起こりえます。

光の波も、エッセンスの波も、そのほかの何もかもが、それまでとは違う動き方をするようになり、周波数が別の並び方を作れるようになります。

私たちが自然なソースの状態にあるとき、つまりソースとエッセンスと息吹の全体の中にまるごといるとき、そこには時間の矢と呼ばれるものが一本もありません。妙な方向へ動いていくものも、何一つありません。流れを導いているのが愛だからです。

誰かを愛しているとき、そして誰かに愛されているとき、あなたが感じているのも、それと同じものです。周りのものがあちこち動きまわるような、あの混沌とした感じはありません。

その状態を変えるのが、時間の矢です。流れがどちらへ向かうかを決める作用素のことです。一本の線を思い浮かべてください。その線の内側には、電子や光子が連なって並んでいます。

全部が電子である場合もあれば、光子の場合もあり、ほかの種類の粒子である場合もあります。原子かもしれませんし、もっと大きいもの、もっと小さいものかもしれません。

このあたりは量子物理に踏み込みすぎます。できるだけ踏み込まないようにしていますが、あなたに分かる形で説明しようとすると、こうなってしまいます。

線を波打たせ、場合によっては線そのものを無くしてしまうと、そこへ時間の矢が入りこみます。すると、時間の矢が流れを変えていることが分かります。

ソースにとって自然なもの、つまり水や愛やあの流れの自然な運びが、あちこちへ散っていきます。向きがそっくり逆さになることさえあります。線に沿って、小さな矢が一方では上を向き、別のところでは下を向いて並びます。

反転は、過去のほうから物事を動かします。反転の中では、過去が未来を作っています。どちらの向きからでも見ることができますし、彼らはどちらの向きでも実際にやってみせます。

ただ、肝心なのは、マシンがあなたの記憶を材料にして動いているということです。あなたは過去に存在し、未来にも存在し、その両方に同時にいます。

マシンを作った側が好んで居座っているのは、ここで言うT0です。ゼロ時間、あるいは時間ゼロと呼ばれる場所です。彼らは過去へ移りません。未来へも移りません。

こういうものを描いた絵を眺めているだけでも、頭の中は少し混沌としてきます。これは何なのか、どう働いているのか、なぜ自分がこれを分からなければいけないのか、と。

ですが、要するに、時間というものが存在でき、しかも思いどおりに動かせるのは、エントロピーの高い状態があるからです。粒子どうしが、それほどの速さで互いにぶつかり合って跳ね返っている、ということです。

地球の中心で起きているこの人工の創造が、いわゆる分けられた物質を作り出します。実際にこれが光を分け、私たちの世界で目にするさまざまな色を作り出しています。

彼らが作ってきたほかの世界を見ると、黒い世界、それこそまっ黒な世界があり、白い世界があり、青い世界も、紫の世界も、緑の世界もあります。そして、こうして分けられた光の粒の一つひとつが、時間によってあちこちへ動かされています。

ここまでが、マシンが実際にやっていること、この人たちが実際に作ったもの、そしてなぜ作ったのかについての、最初の部分のあらましです。

弦理論とは、かいつまんで言えば、エネルギーの弦が存在するという考え方です。すみません、長く話しすぎました。そのエネルギーの弦は、まっすぐなこともあれば、曲がっていることもあります。

弦を作っているのは、電子、クォーク、グラビトン、プリオン、光子、そういったものです。これも、自分で調べられます。

弦は、作用素、あるいは原因と呼ばれるものから影響を受けます。原因の例としては、振動や、周波数の変化があります。マシンにとってもう一つとても大事なのは、彼らが振動と周波数を変えにかかる、ということです。

何かで自分の波動が下がる、と人が言うとき、指しているのはこれです。彼らはきわめて低い周波数をあなたへ送りこんで、自分たちが制御できるきちんとした弦へ、物事を並べ直そうとしています。反転させることさえできます。

こうした弦は、地球の中心から出てきます。弦が整った並び方をすると、いわゆるマトリックスのグリッド、あるいは時空のグリッドが出来上がります。

その時空のグリッドを作っている四角の、角にあたるところにあるのが、いわゆる時空連続体です。角と角を結ぶ線は、光のように見えます。光の矢のようにも見えて、決まった方向へ流れなければなりません。

本当に小さな矢の形をしているのでしょうか。ある意味そうで、ある意味そうではありません。そう言えるのは、たいていデルタが含まれているからです。デルタは、見ようによっては矢じりのような形をしています。

そこには光も含まれていて、速く動くレーザーのようなものです。その速く動くレーザーが、グリッドのように、弦のように連なった並びの中で、粒子にどちらへ動くのかを教えています。

私たちが見ているもの、感じているものが、必ずしも当たり前のものではないのは、これが理由です。世界を量子の目で見たとしたら、奇妙なグリッドや、長方形や、三角形や、光の線が、さまざまな方向へものすごい速さで走っているのが見えるはずです。

それらは速く動きます。だいたい光の二倍の速さです。失礼、光の二乗でした。はい、これで合っています。

その時点で操作が一切無ければ、これはほとんど竪琴(英語で harp)のように見えます。実際には、操作はいつでも入っています。彼らは操作が好きですから。HAARP がどこから来たか、知りたいですか。これで分かるはずです。

彼らは、私たちの環境や大気の中にある粒子を操作して、天気を作り出せます。ですが、あなたの内側に悪い天気を作り出すこともできます。マテリウムの世界そのものの中に、悪い天気を作り出すこともできます。

この粒子たちは、とても小さくて、とても速く動いています。そのうえ、たいていの場合はさらに、私たちがマイクロステートと呼ぶものから影響を受けています。粒子ひとつを包んでいる、ごく小さなエネルギーの覆いのことです。

粒子が丸ければ、その粒子は丸い球に包まれています。たいていの粒子は丸い形をしています。その球はふつう、光でできています。

光子は必ずしも丸くはなく、少しばかり楕円に近いこともあります。粒子の一つひとつを取り囲んでいるこのマイクロステートが、その粒子の言語を書き換えます。

この小さな粒子が、あなたの細胞を、あなたの体という物質を、どれだけの数で作り上げているか、想像してみてください。

その言語が変えられること、つまり創造の自然な言語が反転させられることが、そのまま生命の火花の反転になります。そこから生まれるのが、いわゆる崩壊と死です。私たちが年を取っていくのは、これが理由です。

彼らがこれを使ってやっていることは、ほかにもたくさんあります。エピジェネティクスや遺伝子の計画も、いくつも動いています。

動かしているのは、半分人間で半分ホモ・サピエンスの、正気とは思えないサイボーグの一群です。私たちはこれをブラックサン騎士団と呼んでいます。ほかにも、モロヴィンジアン、あるいはドラゴン騎士団と呼ばれる者たちがいます。

この者たちには、もう一つ役目があります。出入口が開くべきときに開き、閉じるべきときに閉じるように見張っていることです。中には、自分たちの領域を与えられている者もいて、そこで暮らし、そこの出身でもあります。

そうした領域は、たいていさまざまな色をしています。だいぶ前にお送りした、存在の面をまとめた図にあるものとよく似ています。

青い世界や紫の世界の出身である者もいます。そこでは物質がすべて青く、光もすべて青い色をしています。そうした青い世界の一つは、私たちの世界の周りにも存在しています。

その世界はさまざまな元素で出来ていて、その中には周期表に載っているものもあれば、載っていないものもあります。

光の反射が大事なのは、それがあなたの受け取り方を変えるからです。このマイクロステートによって絶えず操作されている光を、あなたがどう受け取るかが効いてきます。

マシンを作った側は、私が住んでいるこの土地のすぐ近くでも同じことをやっていました。ウーレイという町です。

マイクロステートをものすごい勢いで送り出していて、そのマイクロステートが、あなたの中から、あるいは中心太陽の中から、少しでも出てこようとする粒子を、一つ残らず包み込んでいました。

これもまた、一つの要素にすぎません。もう少し詳しく調べてみたければ、調べられるものの一つです。

19. マシンが越えられない同じ粒子という一点

エッセンスと光の自然な調和は、水のように流れます。一本の弦のように並んで動くのではありません。どれも念動によってまとめられていて、互いに伝え合っています。あなたという人の中だけではなく、自然のいたるところでそうです。

いわゆるインフェルノが生む熱は、そこに乱れを起こします。きわめて高いエントロピーの状態です。地球を思い浮かべてください。大気を作っている粒子も、あなた自身も、周りにあるもの全部も、いわゆる混沌の状態にずっと置かれています。

あの部屋に自分が立っているところを思い浮かべてください。何百人もが、それぞれ別の歌を、それぞれ別のキーで、みんな同時に歌っている部屋です。

しかも、歌えない人ばかりです。たぶん私のようなのが大勢混ざっています。私も歌えませんから。ただの混沌としか感じられません。

だからこそ、マシンを作った側は、あなたが賢者の石と呼んでいるものの中心を作りました。賢者の石は、どこかの家の地下室に転がっている石ころではありません。このレポートの前のほうに出した画像に見えるものと、実際にそっくり同じ形をしています。

本当に暑い部屋にいたことがあるでしょうか。日に当たりすぎたことは、どうでしょうか。ものすごく暑い、暑い、暑い部屋にいるとします。たとえば華氏120度(摂氏49度ほど)、華氏125度(摂氏52度ほど)を超えるくらいの部屋です。とにかく、本当に、本当に暑い場所です。

しばらくすると、少しずつ頭が働かなくなってきます。考えをまとめるのが難しくなります。人と話を通わせるのも難しくなります。汗が出てきます。

この状態を作り出すやり方は、ほかにもあります。酸素が減っていく部屋も、その一つです。とても速いジェット機に乗る人たちも、もう一つの例です。

G力がやがて似たような効果を生むからです。あなたという人に掛かる、別の種類の力です。実際にパイロットが失神することもあります。

G5(重力の5倍の加速度)くらいに達しはじめると、意識が遠のいて、頭が働かなくなり、体が動かなくなってきます。軍では、この持ちこたえられない状況を避けるために、戦闘機のパイロットに実際に訓練を積ませます。それでも、頭は働かなくなります。

ジェット機のほうは、力によって起きます。暑い部屋のほうは、熱によって起きます。どちらの環境にいても、あなたの神経細胞は正しく発火しなくなります。

ジェット機の操縦装置を扱おうとしていても、この本当に暑い部屋で動こうとしていても、人はひどく苛立って、落ち着かなくなります。何百人が別々の歌を歌っている、あの部屋にいるときと同じです。

言ってみれば、これもやはり高エントロピーを作り出しています。

ここで少しだけ、あなたの生命の火花に引きつけて考えてみてください。粒子を一つ取って、こうした極端な状況に置くと、その粒子は意識を失いはじめます。量子物理には、この種の極端な状況を作り出すやり方が、いくつもあります。

その粒子に備わっていた導きも、丸ごと失われます。

彼らが錬金術の中で、さまざまなやり方できわめて高いエントロピーを作りたがるのは、これもまた一つの理由です。生命の火花に備わったその導きを、粒子に失わせたいからです。そして、あなたにも同じように失わせたいと思っています。

彼らは、あなたの意識が繋がることを望んでいません。私たちがいつも混沌の中にいるのも、これがもう一つの理由です。戦争も絶えません。私たちの世界では、毎度おなじみの光景です。

ここまで挙げてきたのは、マグヌム・オプスを成り立たせているもののごく一部です。全部やれば、40時間のレポートになります。それはできません。あなたにそんなことをするわけにはいきません。もう私の話を聞き飽きているはずです。

マシンは永遠には続きません。死にます。

ネオが『マトリックス』の中で迫られた選択を覚えているでしょうか。二つの選択肢を並べて見せられた、あの場面です。ほかにも選べる道があります。いまはこれ以上言えません。それでも、選べる道はほかにもあります。

彼らは何百万年、いや何十億年になるかもしれない年月をかけて、創造のはじまりまで遡って旅をしてきました。あれこれの経路を変え、ソースの心臓の経路まで変えてきました。それでも、一つだけやれていないことがあります。

ついでに言っておくと、いちばん最初に作られた賢者の石は、いままで説明してきたあの石ではありません。最初のものは地球の中で作られた、と言ってもいいでしょう。地球というものが何であるかを考えれば、そうなります。

ソースの流れの向きを変え、ソースの心臓を、私たちがシリウスと呼ぶ場所へ向け直す。それが、そこで起きたことです。

そこには、矢を持つ狩人がいます。ここから先は、あなたにも見当をつけられるはずです。次のレポートで、もう少し踏み込むことになると思います。こちらはそろそろ時間が無くなってきました。

マシンを成り立たせている機構は、その全体がすでに割れました。私たちの側は、あの人たちがどこにいたのかを、一人残らず押さえています。

建築家を見つけ、錬金術師を見つけ、彼らが長い年月をかけて連れ去ってきた人たちも、残らず見つけ出しました。この道を少し行った、コルテスという町のすぐ外にあるマシンへ繋ぐために連れ去られた人たちです。

私たちの側は、全部知っています。彼らがどうやっているのかも、正確に知っています。

『トゥームレイダー』の中で見たあの機械と同じものが、デュランゴの地下にもありました。アルカイムにあるのと同じ機械です。残りの機械がどこにあるのかも、全部分かっています。

マシンがどうやって作られたのかも、量子物理の言葉で、その言葉を錬金術と分析に照らし合わせながら、細部まで正確に分かっています。

星野を背景に互いに近づく2つの同一の輝く粒子。接触直前に光が曲がり歪み、同心円の波紋が広がり始める。深い藍色と金色によるエッチングスタイルの線画
同じ粒子どうしは、同じ場所に同じ時刻に存在できません。マシンを作った側が何もかもをその上に建てた、たった一つの決まりです。そして、その人たちのためには決して曲がらない、たった一つの決まりです。

昨日実際に起きたことが、この侵入地点です。同じ粒子どうしが決して出会えないという、あの一点のことです。物質というのは、人工的に作られたものであっても、自然に作られたものであっても、一つの同じ壁にぶつかります。

同じ粒子どうしは、決して出会えません。時間の中を前へ後ろへ動いていても、時間というものが存在していても、それは変わりません。

同じ場所に同じ時刻に存在することはできません。存在すれば、自分自身を消し去ることになるからです。この二週間、私が静かにしているあいだに、私たちの側が何に取り組んできたのか。その見当が、これで少しは付くはずです。

一つのレポートに詰め込むには、あまりに多い情報です。

これは請け合いますが、もし全部お渡ししたとしても、あなたがそれを聞きたいと思うかどうかは、私にも分かりません。量子物理の話も、錬金術の話も、あまりに多いからです。

とても、とても、とても長いあいだ私たちを苦しめてきた、このマシンの内側の仕組みを解きほぐす話も、あまりに多いからです。

このマシンは、インフィニティループを作り出しました。

そして私たちを、ひどい状態へ追い込みました。要するに、ナチが運営する強制収容所の中にいるのと同じ状態です。ナチは私たちの一挙一動を思いどおりに動かそうとしてきました。

製薬会社も、血統家系も、同じことをしてきました。ほかにもいろいろとありますが、あなたがそれについて知っているのは、インターネットで見つかる範囲のわずかなことだけです。

政府がやっていることも、その手のこと全部も、みなマシンの一部です。分析者が作り上げたものの一部でもあります。人間の振る舞いを見て、私たちにはそれが必要だと、彼らが判断したからです。あちらでもこちらでも、いろいろな形を試してきました。

やれ共産主義だ、やれ民主主義だ、やれ社会主義だ、やれ王国だ、やれ専制だと、ほかにもありとあらゆるものを並べました。全体を思いどおりに動かすのに、どれがいちばんよく効くかを見るためです。全体というのは、私たちホモ・サピエンス全員のことです。

さて、そういうわけで、ここでレポートを終えます。ずいぶん長くなりましたし、あなたの時間を取らせすぎました。こちらはもう、だいぶ遅い時間になっています。しかも、この収録は二日で二度目です。

そういうわけで、このレポートが役に立っていればと思います。次のレポートも、できるかぎり早くお届けするつもりです。私たちは、敵を理解するところまで、確かに近づいています。

そして、敵を理解してしまえば、それを打ち倒せます。

よい一日を。そして、よい夜をお過ごしください。また近いうちにお話しします。