上つ巻

第41帖

人の知らない、行かれない所で何をしているのですか。
神にはよく分かっているのです。

いよいよという時が来たら助けようもありませんから、
気をつけているのに、まだ目が覚めないのですか。

闇のあとが夜明けとは限りません。
闇がずっと続くかもしれないのです。

何もかも捨てる神民こそ、幸(さいわ)いなのです。
捨てれば、掴(つか)めるのです。